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ロブスタのスペシャリティコーヒーを使用するか、検討します!

公開日: : coffee

コーヒーの木には植物学上で三原種と呼ばれている、アラビカ種・カネフォーラ種・リベリカ種の3つがあります

 

島珈琲で使用しているのは、今のところ全てアラビカ種のものです。
アラビカ種は耐病性が低く、標高の高い所で栽培となり、低温、高温、多雨、小雨に不適と栽培条件にいろいろと難があります。

 

しかし、出来るコーヒーは美味しいです。

 

ロブスタ種というのは、アラビカ種とは逆に標高の低い所での栽培が可能で、耐病性もあり、「栽培のしやすさ」という点を見ると非常に優れています。
しかし、味わいはアラビカ種の方が良いとされてきました。

 

ロブスタ種は主に、大手メーカーでの大量生産のインスタントコーヒーやリキッドアイスコーヒーなどに使用されてきている歴史があります。

 

リベリカ種はあまり市場には、出てきておりませんので、説明は割愛します。

 

これがまず、コーヒーの三原種の説明です。

 

 

スペシャリティコーヒーとは

 

島珈琲では、スペシャリティコーヒーと呼ばれるものと、ハイコマーシャルと呼ばれるクラスのコーヒー豆を使用してます。

 

ではスペシャリティコーヒーとは何かというと、本当に簡単に説明します。

 

ある基準の点数の付け方で、点数をつける資格を持った人がそれぞれのコーヒーのテイスティングをして、100点満点のうち80点以上がついたものがスペシャリティコーヒーとなります。
コーヒーの味わいにおける、等級みたいなものですね。

 

で、ハイコマーシャルはそのちょっと下の点数が付けられたものとなります。

 

次に何を検討しているのかの話に移ります。

 

昨日、商社さんに電話して情報収集を

 

したのですね。

 

コロンビアコーヒーの値上がり幅がかなり大きくてですね、どうするべきか、今後の動向やその商社さんの社長さんのこれからの視点をお聞きしたんです。

 

島珈琲では、コロンビアコーヒーの使用量のウエイトが大きくて、情報収集して対策を練っていこうと考えて、電話したのです。

 

相場高騰それから大幅な円安への動きで、今後の仕入れ価格がかなり上昇しております。
しかし、出来れば価格変更はなしでこのままでいきたい、という僕の希望があります。

 

ですので何か情報をと、電話したらですね、ロブスタ種のスペシャリティコーヒーがあるのでいかがですか、というご提案があったのです。

 

ロブスタ種は耐病性に強く、標高も低い場所で栽培できるので、栽培コストがアラビカ種より低く、より安定した栽培ができるので、アラビカ種とは違って価格はリーズナブルになります。

 

しかも今では、味わいのランクが80点以上の評価を受けた豆が出てきているのですね。
(以前までは、味わいのランクでいう80点を超えるロブスタ種の存在が出てくることが、多くの人は想像すらできなかったのではないでしょうか)

 

前々から聞いてはいたのですが、今回しっかりと話を聞いてサンプルを頂き検討することにしました。

 

まずは味わいを見てからになりますが、ブレンドに上手く配合したり、業務用卸で出荷しているこれもブレンドに上手に配合したりして、味わいのクオリティを落とさず「美味しい」を作れれば、今の価格を保持できるはずと考えてます。

 

まぁ、そのサンプルを飲んで味見をしてからですが、商社さんの社長さんと味の好みが似ているので、大丈夫だと割と確信を持っていたりします。

 

またサンプルのそのコーヒー豆が到着して、味見をしてからどうするかをご報告しますね。

 

お待ちください!
それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。
(参考文献 「珈琲を科学する」伊藤博著 時事通信社)

 

YouTube 自家焙煎島珈琲ch  9月23日新しい動画アップしました!

 

今回は「なぜペーパーフィルターをお湯でぬらすのか」 です。
是非ご覧くださいね!

https://youtu.be/lN36F6cVIJE

 

次回は9月30日金曜日にアップロードします。
次回内容は「プロのオススメ おうちで使うコーヒーのクリームはこれ!」です。お楽しみに!

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
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