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コーヒー豆の表面焦げ 焦げた味ってあるんです

公開日: : coffee

昨晩は高槻店の営業時間が終了し、レジ締めや掃除など片付けを終えた後、自転車でホームセンターコーナンとスーパーのライフに行きそれぞれ買い物を。

 

コーナンではゴミ袋と日用品を、ライフでは牛乳を買い、家へ帰りました。
部屋着に着替えようと思ったその時!わぁーズボンのチャック全開やんか!と気づく。

 

あらあら。
若い頃は猛烈に恥ずかしくなったものですが、ある歳になるとそんなにも恥ずかしいと思わず、気を付けなアカンな、だけでさらっと済んで流してしまう自分にダメだなぁと思ったり。

 

恥ずかしさに対して自分への怒りを感じるくらいの若いパワーがないんだなぁ、と。
まぁまぁまぁ、チャック全開は人を困惑させてしまうのでね、気を付けたいと思います。

 

さて、今日は何を書こうかと思いスマホのアルバムを見たら、いい写真があったので表面焦げについてお話をしますね。

 

 

コーヒーの苦みは焦げではない

 

コーヒーは苦みのある大人の飲み物。
ですけども、その本質の味わいは焦がした苦みのものではありません。

 

コーヒーが持つ良質の苦みは口に刺激を残さず、苦みを感じてスゥっと消えていき、後にはほんのりと甘みを残す苦み。
これが良質のものと考えます。

 

いっぽう焦げた苦みは、口の中をチクリと刺激を与えたり、飲み終えた後に喉が渇いたり、飲み終えた後の口の中に嫌な苦みを残したり。
そしてものが焦げた苦みと僕は考えます。

 

コーヒー豆も焦げることがあります。
見た目では少しわかりにくいです。

 

例えば、写真のコーヒー豆のようにつるっとしているのではなく、月のクレーターのような表面の一部がチップしてなくなり、そのクレーターが焦げた色になっているものがあったり。
それも焦げの一種です。

 

僕の焙煎するコーヒーにも時折混ざっております。
全くないように完璧にすることは難しいですが、ほぼない、というところには僕は持って行けてます。

 

なぜ焦げるのか

 

お料理で言うと、フライパンで調理する時にフライパンをガス台に置きまず温めますよね。
良い加減に温まったら具材を入れて炒めたりして調理を開始しますが、その時フライパンを温めすぎればどうなるでしょうか。

 

当然フライパンを熱しすぎると、その熱くなったフライパンに入れた具材の一部は焦げてしまいますよね。
これとコーヒーも同じで、焙煎前のコーヒー生豆を焙煎機の釜に放り込む時、焙煎機の釜の温度(余熱)が高すぎると、表面焦げを起してしまうのですね。

 

味見をして焦げさない温度を知り、焦がさない焙煎を行うことで、嫌な苦みを感じさせず爽やかで飲みやすい苦みのコーヒーのその味わいを作ることができるのですね。

 

焙煎もなかなかに奥深いでしょ。
美味しいコーヒーを作るため飲んでもらうために、こうした見えぬ技術を重ねてそしてお届けしているんですね。

 

島珈琲の良質な苦みのコーヒーをお楽しみくださいね。

 

それでは、引き続き良い土曜日そして日曜日を。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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