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中煎りと深煎りのコーヒーの粉の膨らみ方の違いはなんでなん?

次のお休みは、高槻店の雨漏り補修工事前の確認作業。
高槻店の雨樋や、地震が原因で倉庫の屋根とビルの間に隙間ができ、そこへ板金を取り付けてくれた、板金屋さんが来てくれます。

 

事前に雨漏りになる、その原因になる箇所を見定めてくれていて、そしてビルの大家さんと僕とで立ち合いに。
その箇所に水を流して、実際に雨漏りがあるか確認するのですね。

 

お願いする板金屋さんはとっても仕事が綺麗で、そして早く、そして責任を持って仕上げてくれます。

 

責任を持ってやってくれる、お願いする時の条件においてとっても重要なポイントですよね。
責任を持ってやってくれる、お願いする方はそこをも求めるわけで、僕自身の仕事もそうあろうと思うのでした。

 

どんなところにも学びはありますね。
そしてこれで、雨漏りが修繕されること願って。

 

さて、今回は先日、お客さんとの会話であったことを書いていきますね。

 

 

膨らまないのです

 

決まった銘柄を毎回オーダーする方、いろいろなコーヒーの銘柄を都度ランダムに購入される方、様々です。

 

決まった銘柄を購入される方はこの疑問は持たないかもしれませんが、中焙煎=中煎り、深焙煎=深煎り、その時によっていろいろな焙煎度合い、ならびに銘柄を選ばれる方に時々このような質問をされます。

 

豆色が薄い方(中焙煎=中煎り)は、膨らみ方が弱いのだけど、どうして?と。
特に豆で購入して、淹れる直前に粉挽くと、コーヒーの粉は写真のようにお湯をかけた時にふゎっと膨れるのですね。

 

深焙煎=深煎りと比べると、中焙煎=中煎りは膨らみが弱いのですね。
なぜか、というところを説明しますね。

 

焙煎時間の問題

 

僕の見解で科学的根拠はないのですが、思うに、深焙煎と中焙煎では焙煎時間が変わります。
深焙煎の方が焙煎時間が長い=熱があたっている時間が長い、のですね。

 

コーヒー豆の中の成分が熱にあたることで化学変化し、香りの物質などに変化するのですが、同時に炭酸ガスも生成されます。

 

その炭酸ガスも、熱のあたる時間が長い深焙煎の方が、多く生成され、豆の中に含まれる炭酸ガスは中焙煎のコーヒー豆より多いのですね。

 

粉にお湯をかけた時に、この炭酸ガスが反応して、ぷくっと膨らませるのですが、中焙煎のコーヒー豆より、深焙煎のコーヒー豆の方がより炭酸ガスを含むので膨らみ方が大きい、すなわち中焙煎のコーヒー豆は比べて小さい、ということになる。

 

と僕の中で考えてます。
くどいですが、科学的根拠はありません。
たぶんそうだろうなぁと思っていることです。

 

そういうところから、中焙煎のコーヒー豆は膨らみが小さいですが、それが問題あるということではありませんので、気になさらないで大丈夫です。

 

コーヒー豆に含まれる炭酸ガスは、焙煎してから日にちが経てばゆっくり抜けていきます。
膨らむということは、鮮度がいいということで、鮮度のバロメーター。

 

膨らむ豆をお楽しみくださいね。
それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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