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コーヒーの味わいをより楽しむために

公開日: : 最終更新日:2020/06/29 coffee, コーヒーのこと質問コーナー

昨日書いたブログ、途中から消えてるやんか!
わぁー

 

と思って投稿編集のぺージに行き、せっかく書いたのに途中から消えた、そこからの文、なんとかならんのか、と探してたら何とかなるもんなんですね。

 

リビジョンから、全文書いたところを見つけて復元し、全文復活しました。
どこでどうして消してしまったのか。

 

誤字脱字がないように確認した時は、大丈夫だったのに。
世にも奇妙な物語ですが、たぶんなんかの拍子にやってしまってたんでしょうね。

 

反省。
ということで、今回は先ほどお客さんに聞かれたことを、ブログにまとめてみました。

 

 

巷でコーヒーの味わいをフルーティだとかボディがあるとか言いますが、どうやったらそれがわかるようになりますか?

 

コーヒーの味わいの説明で、フルーティだとかスパイシーだとかピーチのような、とかいわゆるソムリエさんのような表現で、コーヒーの味わいを語られているのですね。

 

僕は基本的にお客さんにはそれらの表現は伝わりにくい、と判断し、あまりそれらの表現は用いず、もちろんそれらの表現が通ずるお客さんやプロには用いますが、まぁ臨機応変に使い分けているってことですね。
基本的に対面接客の時には用いないスタンスでいてます。

 

苦みとか酸味とか、家庭にある身近なもので、味わいを表現するようにしています。
それで、今日頂いた質問は、フルーティとかスパイシーとそうした味わいを分かるためには、どうしたらいいですか、ということでした。

 

それで、僕がお答えしたことは以下のようなことです。

 

これはですね、ある程度訓練しないとちょっとわかりにくいです。
僕らプロでも、訓練や味わいを何度も確認にして、理解しながら時間をかけて築いてきました。

 

僕が、一番いいと思ったことは、口にするもの、食べ物でも考えながら食べること。
オレンジを食べた時、オレンジと思って食べているだけだけど、そのオレンジをちょっと考えながら食べてみる。

 

オレンジだけどどんな味わいが隠されているか、なんて。
いろいろ感じ取ってみるのです。

 

味覚は記憶

 

ご飯だってそうですよね。
甘みがあるもの、粘りがあるもの、シンプルだけど目をつぶって噛んでいるといろんな味わいを感じることができると思います。
この食べものにどんな味わいが感じられるか、これを積み重ねていくと、わかってくるのですね。

 

僕自身は、若い頃、日本酒の地酒が好きでいろいろ飲んで、同じ日本酒でもフルーティなもの、辛口、甘口、様々な味わいを知ることで飲み物も深いなぁと感じ、それがやがてコーヒーにも役に立った、ということになりました。

 

食べ物も飲み物も、基本は自然の恵みで出来たものですので、知ってくると共通点があるようにも思えたりします。

 

家族との楽しい食事中に、いちいち「美味しんぼ」山岡さんみたいにいろいろ考えるのもなんですが、でも山岡さんくらい食べ物に感じてそして考えると、いろんなことが見えてくると思うのです。

 

非常に時間のかかるやり方ですが、コーヒーだけでなく食文化が楽しくなるので、よろしければ良い加減の程度で、いろいろと考え感じながら食べて、その得たものをコーヒーでも生かしてみてください。

 

答えになってないかなぁ。笑
それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
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