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慢心

公開日: : 最終更新日:2020/05/21 焙煎アーティスト

昨晩はYouTubeで、ボクシングを観ていました。
昔の名選手の名勝負、名シーン、ノックアウトシーン、いろいろありますね。

 

ほんとうに良い時代になりましたよね。
探せば、いくらでもある。

 

この勝負見たかってん!というのが、ドバドバ。
やめられまへんな。笑

 

昨晩は、世紀の番狂わせ、マイクタイソン対ジェームズダグラスの試合を見ていました。
なぜ、この番狂わせは起こったのか、ドキュメントです。

 

マイクタイソンは19歳で、史上最年少で三団体の世界ヘビー級王者になり、いまもその記録は塗り替えられていません。
ウィビング、ダッキングと身体を縦横無尽に小刻みに動かし、相手の懐に入り、強烈なパンチを浴びせノックダウンする、スーパーファイター。

 

誰もがマイクタイソンの勝利を疑わなかった、1990年東京ドームでの試合、オッズは42対1、試合前はもちろんマイクタイソンが圧倒的有利な展開でしたが、マイクタイソンはダウンを奪われノックアウトし、そして王座を失った。

 

僕も当時、テレビ中継に釘付けになって見てました。
そして、マイクタイソンが負けたことに驚きを隠せなかったこと、今でも覚えています。

 

でも、今しっかり見るとマイクタイソンの動きは鈍く、負けてもおかしくない試合だったんだと改めて知りました。

 

 

マイクタイソンの慢心

 

連戦連勝のマイクタイソンに目をつけたのが、プロモーターのドンキング氏。
ドンキング氏は自分の思い通りにするために、今までマイクタイソンを育てたトレーナーを切り離した。

 

マイクタイソンは金に目がくらみ、今までのような練習もしなかった。
そして悲劇は起こった。

 

歴史を見てもそうなんですけども、こうしたことはその時代、その時代で繰り返されてきたわけです。
驕り、そして慢心。

 

特に絶頂に思える時は、それを気づかせてくれる人が鬱陶しく感じ、離してしまう。
そうして、自分をコントロールできなくなり失墜する。

 

僕はこの慢心と驕りが、人にとって一番怖いものだと思ってます。

 

積み重ねてきたものが、一瞬に崩れ去る。
積み上げるのは、時間がかかるのに、崩れるのは一瞬。

 

慢心と驕りに溺れるな

 

時々、こうしたドキュメントを見て、自分にも言い聞かせます。
慢心したらあかんで、って。

 

これでいいって思ったら、そこで成長は止まる。
ある年齢に来れば身体的な能力は下り坂に入っていったとしても、心の成長はそれに関係なくいつまでも続くもの。

 

久々に、こう背筋をピンとさせられるような、ドキュメントを見ることができました。

 

いつまでも向上心を持ち、人として成長していけるようにありたい。
世紀の番狂わせを見て、思ったことは概ねそんなことでした。

 

それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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