マグカップはコーヒーカップ2杯分
日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中岡町本店に来て、店頭に立っております。
先日、聞かれたのです。
本店は岡町なので、豊中岡町の島珈琲とした方が良いですか?と。
うーん、難しい。笑
本店は岡町ですが、本社は高槻店という島珈琲株式会社です。
岡町本店で開業したので、本店は岡町に置いていますが、ホームはたぶん高槻になってしまいますね。
高槻に居る時間の方が長いですから、ね。
そうしたことから「高槻にある島珈琲」になりますが、しかしお店への愛の深さはどちらとも変わりません。
どちらのお店もほんとうに大好きです。
僕にとってはどっちもがホーム、そしてベース。
どちらも変わらぬ愛情をもって、店頭に立っております。
さて、今回はマグカップのお話。
岡町本店に来るとマグカップで2杯はコーヒーを飲みます。
僕は夏でもホットコーヒー派です。
ですので、岡町本店でもずっとホットコーヒーを淹れてます。
いつもはティファールでお湯を沸かして、そしてハンドドリップ。
必ずマグカップ飲んでいます。
マグカップの上に直接ドリッパーをのせて、粉をセットし、ドリップ。
この時の注意点を今回はいくつか書いていきます。
まずマグカップは通常のコーヒーカップの2杯分の量です、だいたい。
ccでいうと、240ccくらいですね。
粉の量は2杯分ですので、18グラム。
1杯分10グラムを使用してください、と言っておりますが、2杯分の時は倍量入れると濃くなるので、わずかですが減らしてください。
仮に3杯分一度にドリップする時は、26グラムくらいが良いですね。
マグカップの場合、粉は18グラム、お湯は240ccくらい、これが一つの目安です。
抽出を完了したらして欲しいこと
ハンドドリップは何回かにわけて、ドリップすることになりますが、だいたい最初の1湯目、2湯目に注いだ時にコーヒーの主な濃い成分が出てしまっています。
その後のドリップは大きく言うと濃度そして量を合わせるため、という感じになります。
ということは、カップの底の方に濃い成分がたまっている、ことになります。
ですので、これはマグカップのドリップのみならず、のことですが、スプーンで1周するくらい軽く混ぜて、全体を均一にする、これが必要となります。
コーヒーメーカーで作る時も一緒です。
これは覚えておいて欲しいことです、応用がききますのでね。
僕は一杯のマグカップのコーヒーを、時間をかけて飲んでいます。
温かい時のコーヒー。
冷めた時もまた美味しいコーヒー、この時間の経過で変わる味わいをも楽しんでます。
それでは、引き続き素敵なコーヒータイムをお過ごしくださいね。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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