アイスコーヒー用の豆をホットで飲むのも美味しいんやで
本日、日曜日は日曜日だけが営業日の岡町本店で、このブログを書いております。
今日はコーヒーシロップの仕込み焙煎が、本日焙煎分も含めて55キロの焙煎を早朝からスタート。
昨日の高槻店の業務終了後に岡町本店に移動、車から荷物を降ろして、実家に泊まりました。
久しぶりに母親の豚汁を食べて、美味しいなぁと思いつつ、早々に寝床につき、本日焙煎をきっちりと完了しました。
コーヒーシロップの仕込み焙煎は、必ずこちらの岡町本店の焙煎機でしております。
なぜかというと、高槻店の焙煎機とは少し仕様が異なりまして、こちらの方が深い味わいを作ることができるのです。
コーヒーシロップは、どっしりした質感があった方が美味しいので、こちら岡町本店で焙煎をしております。
今回もばっちり、美味しいのが出来上がりました。
あとは工場へ出荷、それまで少し寝かせておきます。
アイスコーヒー用の豆をホットで飲むのも美味しいんやで
コーヒーシロップは、アイスコーヒー用の豆と同じく、かなり深い焙煎度合いにします。
この時に注意することが、焦がさないこと。
コーヒーの苦みは焦げた苦みではありません、純粋なコーヒーの苦みを表現するために、焦がしてはならないのです。
なので、焦がさないように。
そして、味わいのプロ用語で「辛い」と表現するのですが、口の中がチクチクする時があります、これが辛いということなんですが、火加減がきついとその辛いが出てくるのですね。
ですから、焦がさず、そして辛くならないように、アイスコーヒー用の豆などの超深煎りは慎重に焙煎します。
皆さん、アイスコーヒー用の豆というとアイスコーヒーだけにしか使えない、と思われている方も多いようですが、ホットで飲んでも美味しいんですよ。
苦みの裏側にある甘みに注目
飲んだ時は苦みが広がりますが、途中から甘みがぶわっと広がってきます。
全てのアイスコーヒー用の豆がそうだとは言いませんが、今日焙煎したコーヒーシロップ用の豆をちょっと試飲用に取っておいたのですが、それを飲むと、すごい甘いです。
これはいいコーヒーシロップが出来ること間違いない。
どうしても先入観で、アイスコーヒー用の豆は苦いとあるかもしれませんが、島珈琲の場合は苦みは優し目で、特にコーヒーが持つ天然の甘みもお楽しみ頂けます。
寒くなると苦みのあるコーヒーが欲しくなりますよね、そんな時、アイスコーヒー用の豆をお試しになるのはどうでしょうか。
クリームを使ったケーキなどにも相性がいいですよ。
それでは、コーヒーシロップの出来上がり、お楽しみに。
アイスコーヒー用の豆をホットで飲むのも美味しいんやで、のお話でした。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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