フルシティとダークローストの違い
昨日は奥さんと結婚記念日のお祝いを、阪急高槻市駅最寄り、高槻センター街にある四季菜フレンチ ソレイユさんへ、コース料理のランチを食べながらお祝いしました。
過ぎ去る時間は「もう」なのか「まだ」なのか、「はやかった」のか「遅い」のか、一緒になって7年の月日が経ちました。
お互いに感謝をして、美味しい料理を頂きました。
もちろん、こちらのコース料理の最後のコーヒーは、島珈琲のコーヒー。
深煎りの少し苦味の効いたコーヒー。
美味しい料理を頂き、楽しい会話をして、あっというまのその時間を過ごしました。
特に寒くなってくると、苦味のあるコーヒーが欲しくなるのは、人間の味覚は寒くなると苦味の方をよく感じるからだとか。
今回はそんな深煎りのお話を。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
フルシティとは
焙煎には焙煎度合いという、焙煎の段階を示した言葉があります。
少し例えが乱暴かもしれませんが、お肉の焼き方の様な段階のようなものですね、ミディアムとかレアとか。
ライト・シナモン・ミディアム・ハイ・シティ・フルシティ・フレンチ・イタリアン と8段階の焙煎度合いがあるのですね。
そのなかの一つ、フルシティ。
僕たちは中深煎りと呼んでいます。
中煎りと深煎りの真ん中あたりなので、フルシティローストの焙煎度合いをそう読んだりしていますが、現在の定義は、またちょっと変わっているのかもしれません。
最近では缶コーヒーでも、時々この言葉を見かけるようになりました。
フルシティとは、フルシティローストという焙煎度合いを表す言葉で、中深煎りの柔らかい苦味と甘みのある味わいのコーヒー、もちろん銘柄、ブラジルとかコロンビアですね、で味わいは変わりますが、一般的にフルシティの味わいはそんな感じです。
ダークローストとは
一般的には先ほど書いた焙煎度合いの、フレンチローストやイタリアンローストを指しています。
が、しかし、どっちかいうと深煎り全体を指している言葉のようにも思えたりします。
焙煎度合いでいうと、先ほどの8段階の焙煎度合いのシティローストから、一応、深煎りのゾーンに入ります。
シティからイタリアンまで、中深煎りを含めて、これが深煎りのゾーンですが、そのゾーンを全体をダークローストになっている様に思えます。
いろんなお店を見ていると。
なので、深煎り=深焙煎=ダークロースト、と思っても大丈夫ではないか、と僕は考えております。
但し正確にはダークロースト=フレンチ・イタリアンローストになるのが、コーヒー業界での一般的だと頭の隅に入れて置けばいいのかなぁ、と。
ということで、フルシティは焙煎度合いの1つの段階の言葉で、ダークローストは主に深煎りのゾーンを指した言葉、こうした違いだと思っておいて大丈夫です。
あくまでも僕の主観的なお話ですが、あながち外れている話でもないと思ってますので、よかったら参考にしてくださいね。
それでは、このへんで。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之

島 規之

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