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アイスコーヒーに向くコーヒー、向かないコーヒー

昨晩は仕事で遅めの帰宅。
僕以外の家族はご飯が終わり、一人で晩酌をしながら楽しんでおりました。

 

お弁当のご飯を炊かないと、と同居する奥さんのお母さんがおもむろにお米を計りだす。
そうすると五歳の娘が私も手伝う!と言い一緒におばあちゃんとお米を研ぎ始めました。

 

最初は水を切るときにお米も少し流れてしまっていたけども、今ではだいぶ上手になったと。
それを知らなかった僕はちょっと驚きました。

 

そうか、もうそんな事ができるようになったんだ、とその研いでいる様子をビールの肴にして楽しんでおりました。

 

お米を研ぐ時って、手のマッサージしているみたいな感じで、ちょっとくすぐったくて気持ちいいなぁと思うのは僕だけでしょうか。
今日のお昼、お弁当は娘の研いだご飯を美味しく頂きました、嬉しいな。

 

こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

 

アイスコーヒーに向くコーヒー豆

 

一般的には深煎り=深焙煎のコーヒーが使われます。
氷で冷やしたときに苦味がある方が清涼感があり、美味しいと感じるから、だと僕は理解しております。

 

ホットコーヒーの時よりも濃い味わいに抽出し、それを冷やすと良い具合の味わいになります。
冷やすと味わいがぼけるので、濃い目に作る方が冷やしたときにしっくりくるのですね。

 

アイスクリームも溶けて常温になると、濃くて甘ったるい感じになりますよね。
あの感覚ですね。

 

冷やしたときにシャキッとなるように、深焙煎のコーヒー豆をいつもより細かく挽くか、いつもより粉の量を多く使い、濃い目になるように抽出して冷やすといいでしょう。

 

ハンドドリップで淹れた時に冷たい氷水に、温かいコーヒーが入った容器ごと時間をかけて冷やすのがいいのか、氷をいれてさっと冷やす方がいいのか。

 

手間をかける事の出来る時間があるかないかもありますが、僕は急冷で冷やす方が香りが立ちキレのあるアイスコーヒーになると感じております。

 

アイスコーヒーに向かない豆

 

以前までは中煎り=中焙煎のものは、アイスコーヒーで使うことはあまりオススメしておりませんでした。

 

でも最近ではそうした中焙煎のアイスコーヒーも提供しているお店もあってか、違和感も少なくなっているように感じております。

 

島珈琲でも酸味のある中焙煎のコスタリカの豆をドリップして、急冷し、アイスコーヒーでお出しするメニューもありまして、支持を頂いております。

 

昔は酸味のあるコーヒーはアイスコーヒーにはちょっと、と口を濁しておりましたが、今はそれはそれで美味しいですよーとお伝えしております。

 

中焙煎のコーヒー豆が向かない、ことはない。
ですので、冷めたとき酸味が目立つコーヒー豆でも、美味しいと思うものがあり、好みの方もおられるのでそういうことになります。

 

好みの多様化から、アイスコーヒーに向かない豆、というのもなくなったのでは、そんな風に考えております。
酸味のあるコーヒーはアイスにしたとき、コーヒーというよりかはフレッシュジュースのような感覚もあって楽しいです。

 

 

ただし酸味にも良質なモノとそうでないものがあるので、ここは注意してくださいね。

 

ということでアイスコーヒーに向くコーヒー、向かないコーヒー、簡単にまとめました。
参考になれば嬉しいです。

 

焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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