*

ハンドドリップは昔と今で変化してきたのか

日曜日は、日曜日だけが営業日の岡町本店の店頭に立つ僕です。

 

と言っても、高槻店は僕と奥さんで。
岡町本店は僕だけで、なので僕が店に立つ事が珍しいような書き方ですが、そんなことはありません。

 

常にお店に立っております。

 

誰かに任して島さんは表(外回り)にでたら?とアドバイスを頂くことがあるのですが、コーヒー豆の専門店ではお客さんから多種多様なことを聞かれます、それに即答するのがプロですので、だからそう簡単にはいかないのですね。

 

そして手前味噌ですが、聞くところによると、僕に会いにくるとという目的も、有難いことにお客さんは持って頂いている様ですので、つまり僕がお店に立っている、ということが島珈琲の価値のようなのです。

 

感謝です。

 

現場大好き人間、一生現場で働いていたので、僕はお客さんのためにもお店に立ち続けて、焙煎を生涯続けて行く事が、人生の中での目標にしていることです、ってことはどうでも良いお話でした。

 

ハンドドリップは昔と今で変化してきたのか

 

特に最近、コーヒーを見渡せば、ハンドドリップがスポットライトを浴びているように感じています。

 

だからといってハンドドリップが最近出来た新しい淹れ方ではなく、歴史のあるドリップやり方ですよね。
ご存じだと思います。
それではハンドドリップの今と昔、どんな変化があったのでしょうか。

 

岡町本店は僕の書庫でもあるのですね。
古いコーヒーの参考書も本棚にいっぱいあります。

 

 

 

中には1970年代に発行された本も数冊あります。

それではその古い本のページをめくってみましょう。

ハンドドリップについて何が書かれているか。

ふむふむ、なるほど、そうか、と昔は読んでいましたが、今は頭の中に入っているので、さながら復習していることになりますね。

 

今と昔、書かれていること、説明していること、やり方は違うのか、というと正直あまり変わっていないようです。

きっと今でも通用することが沢山書いています。

 

もちろんハンドドリップにおいて、使う道具の種類は増えました。
ドリップポットやドリッパーの形や種類、ペーパーなどなど、昔に比べたら(と言っても20年前ですが)格段に今の方が種類は多くなっています。

 

今も昔も変わらぬこと

 

やっぱり愛情じゃないでしょうか、ね。

 

お料理と一緒で、作るだけを目的にしたらそれは単なるお料理ですが、そこへ誰かへの想いや、喜んでもらうために想いがあると、やっぱり何かプラスアルファ感じるモノがあると思うのです。

 

これを精神論だけで片付けてはいけない、料理の美味しさの一つだと考えています。

 

これからはどんどん機械、ロボットがコーヒーが淹れるようになってくると思います。
疲れを知らず正確無比で毎回同じ味を作り出すロボット。

 

ですが人間には毎回同じにならなかったり、微差を生じたりするけども、そこに「温度」がありますよね。
その温度は愛情だったり、優しさだったり。

 

ハンドドリップが昔から余り変わってないのは、こうしたことも美味しさに大事だから、必要だからだと僕は思ってます。

 

テクニックはもちろん大事。

 

それに想いを、人としての「温度」をプラスすることができれば、美味しいコーヒーはもっと美味しくなるのでは、と考えます。

 

これも昔から変わってないことだと島は考えます。

 

そうです、愛を込めること、これからも。

焙煎アーティスト 島規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

ちょっと待って!マグカップで飲むコーヒーをドリップする前に

プロローグ マグカップで飲むコーヒーも好きです。 喫茶のない岡町本店は、ガス設備が焙煎機にしかい

記事を読む

アイスコーヒーを作るのは、急冷か、時間をかけて冷やすのか、どっちがどっち?

現在、お店のいろんな契約が個人名義になっているので、法人の名義に変更するため、悪戦苦闘している、いや

記事を読む

マグカップにドリップして飲む時に気をつけていること (4748)

日曜日ですね。 日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中市にある岡町本店へ来て先ほど焙煎が終わり、10

記事を読む

これでOK!ドリップする時に注意を払うべきところ

プロローグ 島珈琲高槻店は喫茶はカウンター6席。 オーダーストップは17時。  

記事を読む

ペーパードリップの時、なぜ粉で購入すると膨らまないの?

プロローグ 家でコーヒーを飲む至福の時間。 あなたはどんな時間をコーヒーとコーヒーの香りと一緒に

記事を読む

アイスコーヒーはまとめてドリップした方が旨いのか

昨日はお休みでした。 家族でプールに行く前に、コーヒー豆の配達へ。   高槻

記事を読む

濃いアイスコーヒーを作るにはどうしたらよいの?

今朝は月イチにお詣りしている、高槻天神さん上宮天満宮へ行ってきました。 島珈琲高槻店は上宮天満宮の

記事を読む

ペーパードリップとドリップバッグの違いは何?

島珈琲の通販は主にゆうパックを利用して、全国の皆様にお届けしています。 宅配業者さんの人手不足や通

記事を読む

ドリップコーヒーの美味しさは優しさで作られているもの

僕はほんの少しの時期でしたが、ボクシングをしておりました。   スパーリングも

記事を読む

梅雨時期が近づいてきた!湿気に弱いペーパーの保存方法はこちら

リライトになります、「改めて書き直し」っていう意味ですね。 ペーパードリップする時に使うペーパー。

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
島のひとり言 (4942)

以前は島珈琲高槻店の近くあった、高槻市の隠れた雑貨屋ちくちくさん。 &

今期のマンデリンを決めました (4941)

いよいよゴールデンウィークに突入ですね。   前回のブログで

ゴールデンウィークの準備はばっちりです (4940)

4月22日の月曜日がGW前の仕入注文の締めきりでした。  

悩むマンデリン (4939)

昨日は高槻店の焙煎機のメンテナンスを完了させました。   思

特にカーブは汚れが溜まりやすい (4938)

今日は7時に起きて家族で朝食を取ってから、すぐに高槻店へ。  

→もっと見る

PAGE TOP ↑