どうしてドリップは円を描くようにするのか
どうして円にするのか。
取り立てて考えたこともなかったのですが、ブログのネタを何にしようかなぁと思った時にちょうどドリップしていたのですね。
で、何で回しているのか、を考えてみたのです。
というのも、僕もこうしてやるんですよ、ということを教えてもらいそれを「なぜまわすのか?」と疑ったこともなかったわけです。
自動思考ですよね。
今回はそこの常識の部分を改めてクローズアップし、なぜ回すのかを考えてみたいと思います。
皆さんは今何を想像していますか?なぜ回すのか、一緒になって考えてみましょうね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。
回す理由はナニ?
皆さんは回す理由、どんなことを考えましたか。
そうですよね、均一に注ぐために、ですよね。
中心からスタートし螺旋状にお湯をドリップ、ペーパーには当てないように5ミリくらい内側にしてドリップ。
そしてまた中心に戻る感じ。
中心からスタート、そして中心に帰ってくる、これを1回として、何回かに注ぐわけですよね。
コーヒーの粉とお湯が出来るだけ均等に接触するように、円を描きながら全体にかかるようにするために円を描く、ということです。
そんなことは分かっていると思います。
ここからが僕のドリップするときの考えなので、よかったら参考にしてくださいね。
注ぐお湯がマドラーと考える
円を描きながらドリップするのですが、そのお湯の線をマドラーとまず考えてください。
マドラーというのは飲み物を混ぜるための棒ですよね。
マドラーとは、マドラースプーンとも呼ばれたりしますが、コンビニコーヒーなんかでミルクや砂糖を入れるときに混ぜるあの棒です。
お湯を注いでいるとき、お湯の線がマドラーと考えて、それで円を描きながら混ぜているイメージ。
但し優しくです。
お湯は粉におくようにイメージしてドリップ、そしてそのお湯の線がマドラーと思いながら、ゆっくり混ぜる感じです。
コーヒーはコーヒーとお湯の接触時間によって、味わいの濃度などが決まってくるわけですが、均一に混ぜあわすイメージを持ち更に全体に粉とお湯を接触させるという、そんな全体イメージを持って僕はドリップしています。
ドリップのスピードを上げて、かき混ぜる様にドリップすることではないですからね。
あくまでもイメージです、頭の中での想像です。
お湯を粉の上に置くように優しくドリップ、でもお湯の線はマドラーと思って、円を描いているときは混ぜているようなイメージを持つ。
こんな意識を持ち、ドリップしています。
参考にならないかもしれませんが、そんなイメージを持ってドリップしたら優しい味わいになるかもしれません。
興味があれば試して見てくださいね。
それでは、このへんで。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
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