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おうちでカンタンにフレーバーコーヒー作る方法

プロローグ

「フレーバーコーヒー」とは、読んで字の如し!
そんな雑な説明はダメですよね。笑 フレーバーコーヒーとは、コーヒーに本来持つ味や香りに後付で本来ないフレーバー、香味と言う言葉があてはまるでしょうか、を付加させたコーヒーです。

つまり、バニラ風味のコーヒーとか、ヘーゼルナッツ風味のコーヒーとか、そんなものを指します。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之

 

フレーバーコーヒーとは

コーヒーには本来ない味を後付で付加し、コーヒーの味わいの中に新しい味わいをつくったコーヒーです。
だいたいは、焙煎されたコーヒー豆にフレーバーをかけ、混ぜて出来上がりのハズです。僕も作ったことがないので、聞き売りになってしまっています、お許しを。

 

時々、フレーバーコーヒーないの~ とか、ハワイで飲んだバニラの香りがしたコーヒーが美味しかったので欲しい、売ってませんか?と聞かれます。
置いてはいませんが、おうちでカンタンにできますよーとこの方法を説明します。

 

その方法とは

フレーバーシロップを適量 できたコーヒーに注ぐ 以上。
吉本のギャグのようにずっこけてしまうと思いますが、それが1番良い方法だと思います。

 

先に書いたコーヒー豆にフレーバーの液体をかけて混ぜる方法で作られたフレーバーコーヒーですと、そのコーヒー豆を粉砕するときに、つまり粉にするときですね、フレーバーが強くてコーヒーミルの機械にそのニオイが移ってしまいます。そのニオイはなかなかおちません。

 

ニオイは次のコーヒーを粉砕した時に、そのコーヒー豆にも移っていくのでフレーバーコーヒー専用のコーヒーミルが必要となります。

 

しかもコーヒーの香りよりも、人工的なフレーバーの方が香りがきついので、その空間ではコーヒーの香りが人工の香りに支配され負けてしまうように思います。

 

嘘か本当か知りませんが、古くなったコーヒーをもう一度商品として生き返らせるために、フレーバーを付けて販売する と昔に聞いたことありました。つまり鮮度が落ち、本来持つ味や香りが弱くなったコーヒー豆に、フレーバーを付けて再び商品棚に陳列するということでしょうか。今はそんなことしてないでしょう
けどね。

 

以上、かくかくしかじかでコーヒー屋さんの多くは(?)フレーバーコーヒーの豆の販売を「お店ではあまりやりたくないなぁ」という思っているのが本音で、かくいう僕もそうです。

フレーバーコーヒーの豆はなかなか売っていませんので、フレーバーシロップを購入して頂き、ドリップしたコーヒーに直接注いでフレーバーコーヒーを作るというのが1番近道じゃないかなぁ と思っております。

 

エピローグ

フランスのメーカーのモナン社のフレーバーシロップが僕のお気に入りです。
上品な味わいで香りもきつくなく、高槻店やカフェBe店でも喫茶メニューのフレーバーラテに使ったりしています。

 

IMG_6458

ちなみに島珈琲のオリジナルコーヒーシロップ無糖と牛乳を1対4で割ってもらい、そこへフレーバーシロップを適量 全体が200ccなら10ccから20ccのフレーバーシロップを入れて飲むと美味しいフレーバーコーヒー牛乳ができますよー。

 

フレーバーシロップは牛乳にも相性が良いので、機会があれば試してくださいねー♪

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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