コーヒーの挽き目 粉の細かさ 粗さは なににつながる?
さて昨日は臨時休業を頂きまして、両親と家族で池田の伏尾にある不死王閣という温泉旅館に行ってまいりました。
おかげ様でゆっくりと羽を伸ばすことができ、英気を養いました。
ありがとうございます。
両親も娘も楽しく過ごした様子、とっても嬉しい光景でした。
旅館には、春の選抜高校野球の出場校が2校宿泊していました。
滋賀の近江高校と京都の乙訓高校。
大浴場などで一緒になる機会があったのですが、聞こえてくる会話は高校生そのもので、なんだかほのぼのな気分になりました。
球場に入れば、雰囲気はガラリと変わるんだろうな、なんて思いながら、頑張ってねと心の中で応援してました。
さぁ今日からいつも通りですが、発送のご注文がいっぱいでてんやわんやの僕と奥さんです。
感謝感謝、愛情込めてご用意しますね。
コーヒーの挽き目 粉の細かさ 粗さは なににつながる?
さて先日こんなツィートをしました。
同じ中煎りのコーヒー豆を、左 中挽き 右 細挽き でドリップが終了した後の粉。水を吸っているので粉の粗さの違いがドリップする前よりわかりやすいと思います。粉が粗くなるに従い同じ分量なら味わいは薄くなります。逆に細かいと濃い味わいに。細かいと粉とお湯の接触する面積が大きくなるからです。 pic.twitter.com/poAWMNRoo5
— 島珈琲 島 規之(バイセン) (@shimacoffee) 2018年3月24日
中挽きと細挽きの粉の違い、水を吸うとその粉の粒子の違いがよくわかるでしょ。
コーヒーの挽き目によって何が変わるのか。
これも何回か書いたお話ですが、改めて。
コーヒーの抽出とは、コーヒーの粉とお湯の接触の時間と、コーヒーの粉とお湯があたるその面積によって、味わいに様々な影響を与えます。
挽いたコーヒーの粉が粗いとコーヒーの粉の粒子は、細かくした時よりも大きいものとなります。
挽いた粒子の1粒は大きいものとなりますが、その粗い粉と細かい粉と、コーヒー豆1粒のその総表面積を比べたときは、細かい方がその表面積の数値は大きくなります。
同じ10グラムの場合、粗い粉よりも細かく挽いた粉の方が、表面積は大きいとなります。
表面積が大きいとどうなのか
お湯との接触面積も増えるため、コーヒーの成分がよく抽出される、ということになります。
しかも細かく挽いた粉は粗い粉よりも抵抗も大きくなり、コーヒーの粉の濾過槽を通るお湯が下に落ちるスピードも、粗い粉と比べてゆっくりとなります。
つまり細かい粉は、お湯にあたる表面積も大きく、抵抗が大きくなるのでお湯との接触時間も長くなる。
なので濃いコーヒーが出来る、ということになります。
逆に粗いとその逆で、粉の挽き目だけ別で、あと同じ条件で抽出し比べた場合、あっさりとしたコーヒーが出来上がるということになります。。
その中間が中挽きになるということなんですね。
単純に細かく挽けば濃い味わいになり、粗く挽けばあっさりとした味わいのコーヒーになる、こう覚えてもらって大丈夫です。
同じコーヒーでも挽き目が変われば、また味わいも変化するのですね。
ほんとにコーヒーって奥が深いですよね。
いろんなことで味わいは変化しますが、また挽き方によってもこうした変化があること、覚えていればコーヒーライフも更に楽しいもになるかと思います。
参考になれば嬉しいです。
それでは。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
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