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カフェへの卸売りしているコーヒー豆、どんなのが人気?

公開日: : カフェオープンに参考になる話

島珈琲はカフェへのコーヒー豆の卸業務もしております。

 

おかげ様で随分と取引先も増えてまいりました。
カフェへの卸し先も増えては来ましたが、実は僕自身が売り込みに行くことはしておりません。

 

島珈琲のコーヒーを飲んで美味しいと思った、美味しいと聞いた、僕の発信する情報などに共感してもらった、知り合いからの紹介、もしくは知り合い、このような理由からお取引が始まるのがだいたいです。

 

ごく稀に、まずコーヒーの卸価格を聞かれる方もおられますが、価格だけで選ばれる方は価格だけの関係になるので(安い価格の仕入れ先が見つかればそちらに行かれるので)、まず価格ありきの関係は僕の方からは積極的に取引しようと思っておりませんので、だいたい「ごめんなさい」な結果になります。

 

やっぱり僕の愛情込めて焙煎したコーヒーですもの、価格判断だけでなく、味を気に入ってもらい、そして思いっきり活躍してもらえる場、そして大事にしてもらえる場に行って欲しい、と思うのは親心です。

 

卸しにだけに関わらず、沢山の人を笑顔にしてこいよ、と本気で思ってコーヒー豆、粉の袋詰めしてますからね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

 

カフェへの卸売りしているコーヒー豆、どんなのが人気?

 

そんな島珈琲のカフェへのコーヒー豆卸業務のお話ですが、どんなコーヒー豆が人気だと思いますか?
ブレンド?ストレート?シングルオリジン?中焙煎のマイルドタイプ?それとも苦味の深焙煎?

 

僕がカフェ開業などのご相談を受けた時、まず始めにお伝えするのが、アイテム数は少ない方が良いですよ、ということです。

 

なぜか。
単純にデッドストックを防ぐためです。

 

コーヒー豆屋さんの場合、ストレートに沢山の種類があっても、ブレンドなどで使用するのですね。

 

ブラジルやコロンビアなどなどのストレートコーヒー(シングルオリジンとも呼ばれます。)、仮にブレンドでこれを配合して使うとなると、ストレートでもブレンドでも使うので、使用頻度が上がるわけなんです。

 

豆の回転が速くなるようにしているのですね、鮮度を常に良い状態にしておくために。

 

でもカフェは豆販売がメインでもないし、豆(粉)販売はしないカフェもあります。

 

そうすると、種類が沢山あると使用頻度が低回転の豆もでてきたりして、結果そのコーヒー豆は劣化し、美味しさを損ない使えなくなるということもあります。

 

つまりこれがデッドストックですね。
コーヒーだけに関わらず、これがあると利益が出にくい体質になると考えます。

 

なので、多くても3種類ぐらいのコーヒー豆(ブレンドを含む)にしたほうが良いですよーと説明しております。
でもできるなら1種類か2種類がベストです、と更に付け加えております。

 

少ないアイテム数の中で、どんな種類が人気?

 

これは島珈琲のカフェやレストランを経営しているお客さんからのデータということで、一般的なデータとは違いがあるかもしれません。

 

結果はジャジャーン、深焙煎のコーヒー豆が多いですね。

 

もちろんマイルドタイプの中焙煎も多いですが、比率でいうと深焙煎のビターな味わいのコーヒー豆が多いです。
お店ごとに作ったオリジナルブレンドだったり、ストレートだったり。

 

島珈琲の深焙煎はどちらかというと中深焙煎と呼ばれる焙煎度合いですが、ほどよい苦味と甘みのあるコーヒーを選択されるカフェが多いです。

 

お店のオーナーさんと相談しながら、ブレンドの味わいを調整し、都度確認して、OKが出ればブレンドの配合を固定して、何かあればまた調整する、こんな感じでしております。

 

マシンや淹れ方によって、提供するコーヒー豆もいろいろ考えますので、島珈琲の味わいで、お店のオリジナルブレンドを作りたいと思う方は一度ご相談して下さいね。

 

お気軽に。

お問い合わせ先 http://www.shima-coffee.com/contact-us/

 

カフェへの卸売りしているコーヒー豆、どんなのが人気?のお話でした、それでは。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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