カフェをオープンしたいあなたへちょっとアドバイス② ~味覚をよくするにはどうしたらいいのか~
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プロローグ
僕が経験してきたことで、カフェオープンを目指す方にちょっとでもお役に立てるように書いている記事の第2弾です。思いついたら不定期で連載していきますので、お見逃しなく!
今回は「味覚を鍛えるにはどうしたらよいか?」
ここを具体的に説明したいと思います。
こんにちは 「バイセン」こと焙煎アーティスト島規之です。
カフェをオープンするまでにやっておこう!
美味しいものを作るのに絶対必要なものは何かご存じですか?
そうです、美味しいと感じる味覚です。
僕は美味しい料理を作る人は絶対的な味覚を持っていると思ってます。というのも、美味しいを知らない味覚が美味しい料理を作ることはできないと思うのです。
作るその料理はその人の味覚そのものだと言っていいと思います。更に美味しいものを作りたいなら、その上にある美味しいを知らないと作る料理やコーヒーを表現できない、と僕は思ってます。
カフェをオープンしたいと言いいながら、時々こんな方がおられます。「コーヒーの味が分からないんです あはははー」と。それはダメです。
例えばフランス料理を食べに行きましょう。「料理の味わかんないんですよー」と言うシェフの料理をお金だして食べたいですか?ということなんですね。
専門家になれとは言いません。でもお金をもらう側としてプロ意識は持ってもらいたいと思っています。だってお客さまの笑顔みたいですよね!
味覚を鍛えるには?
高価な料理、高価な食材を毎日食べていたらお金が持ちませんので、少なくていいので美味しい料理を食べる機会を作り、そこで意識してください、どこが美味いんだろ? 何が美味しいんだろ? どう美味しいんだろ?と。
そしてその美味しさを記憶してください。味覚というのは記憶なんです。
記憶することよって「美味しい」のひきだしを増やしていく、その作業が味覚を記憶することなんですね。
僕は日本酒の地酒が昔好きでして(今はもっぱら焼酎です)、その飲み比べをしながら、どんな味かを意識し記憶して飲んでいたら、飲み物の味覚が磨かれていきました。味わいのフルーティさだとかはこのことやな!とキャッチできたことが、今のコーヒーに生きています。
コーヒーはコーヒーだけから学ぶのではなく、料理や他の飲み物からもいっぱい勉強できるんですね。だから、美味しいものを食べるときは意識してください。それだけでかなり違ってくるはずです。
エピローグ
コーヒーでも何でもそうですが、上と下を知ることは重要な事です。美味しいものだけを知るのではなく、安価で大量生産されているものを食べたり飲んだりして、美味しいにはどんな差があるのか?その違いをキャッチするように日常から意識していると、きっと味覚は磨かれていきます。今からちょっと意識してみましょうね。
これらが楽しみながらできるようになれば最高ですね。
憧れに向かってがんばってください。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
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