お店を継続するのに日々意識していること
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焙煎アーティスト コーヒーのようなブログ
先日、お馴染みのお客さんが扁桃腺の手術をされて、その様子のお話を伺っておりました。
口の中からの手術だった様子、そのお客さんの痛みなどがよくわかるのですね。
というのも、僕も10年前になりますが、親知らずの下、下顎ですね、そこに腫瘍が見つかったのです。
痛みがあったので、歯医者に行き診察してもらうと「腫瘍があります、ガンかもしれません」
更に追い打ちで「町医者ではどうにもできませんので、大きな病院を紹介します」ガーンですよ、親父ギャグ。
その腫瘍には幸い再発性がなく、無事取り除き、現在は何事も無かったような状態になっています。
全身麻酔をしての手術、口の中からだったので、麻酔が切れた時はこの世の痛みか、と思うくらいの激痛が。
だからそのお客さんの痛みがほんとによくわかったのですね。
でも無事に、そして元気なお顔で何よりでした、ホッとしましたね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。
お店を継続するのに日々意識していること、とは何か
その下顎の手術が終わった後は、顔がすごく腫れました。
と同時に、2週間くらいはまともにご飯が食べられませんでした。
アゴが痛くて唐揚げサイズくらいのものは、力が入らなくて、そして口が開かなくて、噛めなかったのです。
そして同時に手術後、味覚が曖昧で、変な感覚になっていました。
怖かったですね、ほんとに。
手術の結果よりも「もしこのまま味覚がおかしくなってしまったら」そのことが術後、猛烈に僕の心へ襲いかかりしばらくはすごく不安でした。
コーヒー焙煎は、研ぎ澄まされた味覚が必要とされるお仕事。
これを失うのではないか、そんな不安な心だったのです。
しかし、人間の身体は素晴らしく、日に日に回復していき、いつしかその心配も知らぬ間に風に飛ばされていました。
意識していること 味覚を鍛えること
日々大事にしているのは、味覚を鍛えること。
味覚って記憶ですからね。
常に記憶していくことを意識すること。
高価で美味しいもの、を食べることも大事ですが、それを食べ続けていれば普通では経済的に余裕がなくなってしますよね
食べる機会がある時は、その高価な食材もよく味わい、吟味して。
そして普段食べているものにも、ちゃんと目を向け見つめること。
大量生産されている安価のものでも、味わいを探ってみるのもまた勉強になるものです。
上下左右 どれかだけではなく、どれも知ることで、どうして美味しいと思うのか、なぜ○○なのかというところを比べ、それらを積み重ねることで深く理解できるようになってくるのですね。
美味しいモノを作りたければ、普段から美味しいとは何かと様々なところから考え、そして今よりも美味しいものを作るために、新しい美味しいに出会うこと、これが必要だと思っています。
かくいう僕もまだまだです。
美味しいものを知るために、常に意識している、それを楽しみながら、ね。
同じ飲み物なので、お酒なんかは特に喜んで、味わいを意識しながら飲んじゃってます。(笑)
ただの酔っぱらいちゃうでー、なんてね。
今回はお店を継続するのに日々意識していること、のお話でした。
生クリームのケーキには深煎りのコーヒーが美味しいですね。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
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