焙煎度合いの違うコーヒー豆のブレンド なぜしない?
最近、眠れない。
と言っても、深刻な悩みを抱えているわけでもなく、いや、まぁ、その経営における悩みはつきないですが、今は寝れないほどのものはありません。
そうか、これは年齢からくるやつだな。
カミさんと話していて、カミさんも同じやわ、と言い、歳のせいやな、で笑っていたのですが、夜中に何回も目が覚めて、朝起きる時間までは寝てるのか、起きてるのか、よくわからない時間が過ぎて目覚ましがなる。
だから、お昼ごはんのあとはちょっと眠気が襲ってくる。
困ったもんですね。
まぁたぶん、皆さんも同じようなことを背負っていると思います。
でも休みの日に昼寝するのは、なんか時間が惜しくてできないんだなぁ。笑
さて、今回はブレンドのお話。
同じ焙煎度合いでも銘柄によって豆色が違う
コーヒーは観察するとほんとうに面白いし、奥が深いです。
例えば、マイルドブレンドのブレンド花はブラジルとコロンビア、そしてタンザニアを混ぜ合わせています。
同じ焙煎度合いですが、混ぜ合わすと色合いが揃っていません。
タンザニアのコーヒー豆は色合いが濃いですが、コロンビアは色合いが浅く、混ぜるとまんだらになっているようにも見えます。
ですが、味わいは揃っていますので、ご安心ください。
同じ焙煎度合いでないコーヒー豆を混ぜ合わすと、豆色は濃いもの浅いものがあり、これは明白なまんだらになります。
まんだらとは、関西の方便(たぶん?)になるのかな、色合いが揃ってなく入り乱れていることを、まんだらやなぁって言いますが、もしかすると今や絶滅危惧種の言葉かもしれませんね。笑
仏教用語でのマンダラとは関係ないと思います。
島珈琲が焙煎度合いの違うコーヒー豆のブレンドをしない理由
2つの焙煎度合い、中焙煎=ミディアムハイロースト=中煎りと、深焙煎=フルシティロースト=深煎り(中深煎り)を僕がブレンドして商品化しない理由は、単純に口の中で味わいがばらつくから。
そのばらつきが、味わいの表現にもなりますので、決してそれが間違いとかダメとかではありません。
ただ僕は、自分の作りたい味わいが、それではないのですね。
深焙煎と中焙煎をブレンドした時、それをドリップして飲むと、口の中で一つにならない感じがするのです。
なので、作らない、という単純なところなんですね。
あくまでも、僕は、のお話です。
僕自身がその味わいを気に入らない、から作らない、だけのお話なのです。
ブレンド花を作るのに、各コーヒー豆を計量し混ぜ合わせていて、そんなことを思い、今回はブログに書きました。
ブレンドも芸術と一緒で、何を、どんな自分を表現したいか、なのです。
それでは、このへんで。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
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