*

ドリップするときのお湯の太さの違いで結果はどうなるの?

もうちょっとです。

僕のコーヒー本、まだかまだかと聞いてくださっている皆様に朗報です。
いよいよ原稿は最終チェックが済み、あともうちょっと、あともうちょっとで完成するようです。

 

ですので、もうちょっとだけお待ち下さいね。
期待してもらっていること、感謝です。

 

さて先日、自分のコーヒーをペーパードリップしていたのです。
で、インスタグラムに写真を投稿しようと思って、中途半端な姿勢でカメラを撮りながら、ドリップをしていたのです。

 

そうするとどうでしょう、出来上がった自分のコーヒーがめっちゃ薄かったのです。
ん?なんでや?と思ったのですが、カメラ撮りながらだったのでちょっといい加減になってしまったのですね。

 

その時に、お湯の太さでこんなことになるんだなぁと改めて感じたその時のお話。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

お湯の太さで味わいが変化する?

はい、変わります。
実際、その時はけっこう太めでハイペースでドリップしておりました、カメラに気を取られて。

 

ドリップするときはお湯を細くして淹れる、これが定石ですね。

 

なぜ細くなのか?
全体にお湯をかけるためですね、お湯が太いと全体にかける前にお湯の量が多くなり、ストップしないといけなくなりますからね。

 

ただし必ず細くないといけないのかというと、僕はそうだとは思っていません。

 

結局はどんな味わいにしたいかによって、ドリップにかかる時間をどれくらいにするか、が大事なんですね。
細くゆっくりすれば、抽出に時間がかかり濃いコーヒーが出来上がります、ですが出来上がりの温度はぬるいです。

 

逆に太く早ければ温かいですが、本来よりも薄い味のコーヒーが出来上がってしまいます。

 

島珈琲論では

僕のドリップするときのお湯の線は太めです。
細い、と言うと嘘になります。

 

 

 

ちょっと表現が捉えにくいかもしれませんが、粉の上にお湯を置くような感じなんですが、置きながら粉をお湯で優しく混ぜるような感じなんです。

 

太めでお湯をドリップしながら回す遠心力で、粉を少し回してあげるような・・・あくまでもイメージですが、お湯を注ぎながらそのお湯をマドラーのようにする感じです。

 

ただし優しくです。
実際に力を入れてこれをするとだめですので、イメージです、くどいですが。

 

お湯を粉に置くようにしながら混ぜるような感じ、しかも丁寧に優しく。

実際には上の写真の程度の太さですが、写真でも動画でもちょっと伝えづらくて残念です。

 

太すぎず細すぎず、これが僕のやり方です。
僕はどちらかというと抽出時間は早めで、あっさりしている味わいが好きなので、早く終わらせてそれを表現できるようにしています。

 

結局は好みの問題になりますのですが、

早くドリップ=お湯を太く=薄めになる
ゆっくりドリップ=お湯を細く=濃い目になる

 

この事を覚えてもらって、バランスを取りながら好きな味わいをドリップのスピードでも調整してもらえたら、コーヒーライフがまた楽しくなりますよね。

 

ちょっと意識してみてくださいね。
それでは、また。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

コーヒーミルの刃はこちらです (4864)

島珈琲・高槻店で使うコーヒーグラインダーは、ドイツのマールクニック社のVTS6S3というもので、大き

記事を読む

コーヒーのこと、わからないことはお気軽におたずねくださいね!

昨日はお休み。 娘、小学校3年生の夏休み最後の親子水入らずの思い出を作りに、京都水族館と京都鉄道博物

記事を読む

チェンジ!新豆 今年のマンデリンが素晴らしい!

僕の日課は、糸井重里さんの「今日のダーリン」を読むこと。 文の構成や書き方が勉強になるし、書いてある

記事を読む

ひとこと あるかないか で 人は変わる

ブログを移転して2回目 スマートフォンでは見やすくなったと思います スマートフォンとパソコンの画

記事を読む

帰ったらすぐ冷凍庫!袋の口を閉じているだけです

日曜日は日曜日だけが営業のお店、岡町本店へ来て、店頭に立ち焙煎、営業をしております。 島珈琲は本店は

記事を読む

コーヒーは主役か脇役か どっち?

まぁ正直、どっちでもいい話ですよね。 コーヒーは主役か脇役か、どっちにしても楽しめることができたら

記事を読む

ハニーフラッシュ!

 いくわよ ソーレ!ということで島珈琲といえばグァテマラ島珈琲といえばコスタリカこの二つの

記事を読む

2023年バージョン コーヒーシロップ加糖 販売開始してます

前回の月曜日のお休みの日にひどくなった花粉症を、未だに引っ張っている僕です。 今日は特に鼻がひどくて

記事を読む

大人気コーヒーシロップ無糖 売切れ中となりました!

大変申し訳ございません。 島珈琲で春夏の人気者と言えば、こちらコーヒーシロップ無糖。 このコーヒーシ

記事を読む

僕は何のためにコーヒー屋をやっているのか?

プロローグ 8月5日は藤村正宏先生のエクスマセミナーに行ってきました。臨時休業を頂きましてありがと

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
島のひとり言 (4942)

以前は島珈琲高槻店の近くあった、高槻市の隠れた雑貨屋ちくちくさん。 &

今期のマンデリンを決めました (4941)

いよいよゴールデンウィークに突入ですね。   前回のブログで

ゴールデンウィークの準備はばっちりです (4940)

4月22日の月曜日がGW前の仕入注文の締めきりでした。  

悩むマンデリン (4939)

昨日は高槻店の焙煎機のメンテナンスを完了させました。   思

特にカーブは汚れが溜まりやすい (4938)

今日は7時に起きて家族で朝食を取ってから、すぐに高槻店へ。  

→もっと見る

PAGE TOP ↑