1杯のコーヒーは3回の味わいを楽しむことができるのです
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coffee コーヒー, コーヒーのようなブログ, コーヒーの香り, 美味しいコーヒー豆
コーヒーの味わいが3回楽しめる?
つまり、ブラックコーヒー、ミルクを入れて、最後に砂糖を入れるってこと?
それも3回楽しめますね。
でも、今回ここで僕が言いたいことは違うんですわ。
高槻店のカウンターにある飾り棚にこんなポップを貼っています。
コーヒーはちょっと冷めた時 美味しさの本領を発揮する。
さてどういう事でしょうか。
同じ様なことを以前にも書きましたが、今の目線で書いていきますね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。
熱いとき、ぬるいとき 冷めたとき この3つ
コーヒーは温かい飲み物ですから、温かいうちに飲んでしまいたいですよね。
それはそれでいいんです、温かい時を楽しんでください。
コーヒーは温度によって味わいが変化するのですね。
今回はここだけでも良いので覚えておいてもらいたいのです。
なぜか?だって楽しみが増えるじゃないですか。
コーヒーの美味しさは温度によって楽しめることを覚えたら、よりコーヒーライフが良い時間になると思います。
ですので、次に飲む時はちょっと意識してみてくださいね。
さて熱いときのコーヒー。
ここで感じる味わいは優しく、コーヒーの表面から立ち上がる湯気と一緒に香りが運ばれてきますよね。
この熱いときの味わいもできれば記憶してもらえると、次のぬるくなった時の味わいが更に楽しめます。
ぬるいとき 冷めたときって美味しいの?
ここで美味しいと感じるコーヒーには条件があります。
・焙煎が良い。
・良い品質のコーヒー豆を使っている
とりあえずこの2点です。
冷めてくると味わいの欠点もよく見えるようになるのですね。
ですので、逆から言うと冷めてからも美味しいコーヒーこそが、ほんとうの美味しいコーヒーなんです。
ぬるくなった時、温かい時には見えない味わいが出てきます。
あれ?こんな爽やか味わい、温かい時には感じなかったなぁと思うものや、甘みなども。
フルーティなものや花やか味わいを感じることも。
そして冷めたとき、ここではチョコレートに似たような苦味や味わいを感じるかもしれません。
大事なことはちょっとだけ意識してみることなんです。
僕たちプロは、この3つの段階の味わいをチェックして、そのコーヒーの特徴を頭にたたきこみます。
例えば冷めた時にすんごく力を発揮するコーヒーなら、アイスコーヒー用のブレンドに使おうとか、いろいろ用途にも役立つわけです。
皆さんはプロではないのでそこまで考えないですよね、すみません。
例えば
読書しながらの長丁場にお付き合いするコーヒーなら、作りたての時、読書の一息に、そしてクライマックスに一口、その都度美味しさをちょっと見てみて下さい。
そうするとコーヒーの面白さがもっと広がると思います。
素敵なコーヒーライフ、おくってくださいね。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

島 規之

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