腹の底に落ちるということは (4836)
公開日:
:
coffee
現在、岡町本店に設置しているのが4台目で、その前に3台の焙煎機を使ってですね、腕を磨いてきました。
その4台目の前の3台目の焙煎機、これも今ある焙煎機と同じサイズで釜の大きさが5キロのコーヒー豆を一度に焙煎できるサイズのものでした。
国産ではありましたが、今の4台目5台目とは別の国産焙煎機メーカーのもので、随分といろんな勉強をすることができました。
3台目の焙煎機は4台目を購入する時に売って手放したのですが、いろいろと珍しいタイプで非常にですね、僕の中の焙煎学を深めるために大いに役立ってくれました。
僕の中の焙煎の基本軸を作ってくれたのも、3台目くんだと思っております。
バーナーの本数を変えることができた
珍しい特徴の一つに、バーナーを増減できることができたんです。
12本のバーナーが標準装備されていたのですが、それを確か15本に増やすことができたりして、火力をパワーアップさせて焙煎をし、できた味わいを検証してですね、火力が増えるとどうなるのかなど、腹の底に落ちたと言える学びがあり、それは今も頭の中しっかりと残ってくれています。
火力のパワーアップで、更にいい味わいを作りたかったのですが、それは失敗に終わりました。
というのも火力が強すぎて、火が入りすぎて、強すぎる味わいになってしまったのです。
いろいろ試しましたが、納得いく味わいにならず、結局3台目のバーナーは元の12本に戻して使っておりました。
腹に落ちるということ
自分でやってみて、失敗したり成功したりして、初めてそうなるもの。
聞いた知識なんて忘れてしまうし、いつまでも覚えていることって自分でやったことだと思うのですね。
特に腹に落ちて理解したことは、ちょっとやそっとじゃ忘れない。
やっぱり覚えるなら、自分のものにするならば、やらないとだめです、行動しないとだめです。
今日は焙煎機の前に立って、そのことを思い出したのでブログに書きました。
自分のものにしたいなら失敗してもいいから行動すること、このことを告げたいブログでした。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
最新記事 by 島 規之 (全て見る)
- 工夫 (4943) - 2024年4月27日
- 島のひとり言 (4942) - 2024年4月26日
- 今期のマンデリンを決めました (4941) - 2024年4月25日
関連記事
-
コーヒー豆のラインナップはどう決めているのか
プロローグ 島珈琲にはコーヒー豆の種類が11種類、ブレンドがスコットブレンドを合わせて8種類、計1
-
ひとこと あるかないか で 人は変わる
ブログを移転して2回目 スマートフォンでは見やすくなったと思います スマートフォンとパソコンの画
-
冷却器を綺麗にしました (4653)
昨日は月曜日でお休みでしたが、市が無料でしてくれるガン検診のことで藤田胃腸科病院さんへ行き説明を聞い
-
マンデリンが危ない!
プロローグ 最近 日本の高品質コーヒー市場において いろんな打撃があります 円安になった 相場が上
-
2022年8月季節のブレンド「蝉しぐれ」
昨晩は高槻店業務終了後、帰宅する前におうちの氏神さんである、高槻・野見神社へ月イチのお詣りへ行ってき
-
月替わり、4月限定の季節のブレンドは「美さくら」です
3月の終わりにしたら、ちょっと暑さを感じるなぁと思う気候の高槻です。 娘は暑さに比例して寝相がダイナ
-
焙煎する時間は1回どれくらいかかるんですか?
高槻店では営業中に焙煎をしていることは滅多にないのですが、岡町本店では午前中、朝10時を越して長いと
-
フルーティなアイスコーヒーって何がフルーティなのか?
プロローグ 去年から販売し始めた島珈琲オリジナル・リキッドアイスコーヒー 「フルーティなアイスコー
-
深煎りコーヒーが脳の健康によい、らしいのです!
私、島規之は来年で44歳になってしまいます。 小学校の時から友達と話すのは