急冷で作るアイスコーヒー
時々思うのですが、春から梅雨への季節の移り変わりと共に、味覚の切れ味もシュッと変わるのではと思ったりするのです。
この5月、早々に梅雨入りとなりましたが、そのあたりから僕の味覚もいつもよりもより繊細な味わいのチェックができたり、捉えたり。
ぼやけていた味わいの部分がはっきりと見えるように急になったのです。
僕だけかなぁと思ったら、お客さんからもコーヒーちょっと変わった?と聞かれることも。
聞かれた時は、季節の移り変わりに味覚の感じ方もちょっと変わったりするので、理由にそれも1つありますとお伝えしております。
皆さんはいかがでしょうか。
僕自身花粉症などアレルギー系から脱出した月、というのもあるかもしれませんね。
個人の差はあると思いますが、季節の変わり目、ちょっと味覚の変わり方を意識してみるのも面白いですよ。
さて、今回のブログはアイスコーヒーの作り方で、急冷することについて。

お店では急冷しています
テイクアウトドリンクをしている高槻店では、アイスコーヒーのメニューもありまして、ドリップコーヒーマシンでアイスコーヒー用にプログラムされたそのボタンを押して、ホットコーヒーを抽出。
氷を詰めたミキシンググラスに、そのアイスコーヒー用の抽出したての温かいコーヒーをそこへ入れて、数十秒振って、氷でコーヒーを急冷して、そして氷の入ったカップにそのコーヒーを移して、そしてお客さんにお渡ししております。
コンビニなんかですと、カップにクラッシュアイスを詰め込んで、そこへ温かいコーヒーを注いで冷まして出来上がりとなりますが、島珈琲ではクラッシュアイスがなく、その上の大きいキューブアイスしかないので、いったん別のグラスで熱を取っています。
急冷のメリットは、香りがいいのと味わいがシャープに表現されること、切れ味がいいのですね。
デメリットは氷が沢山いること。
ご家庭でする場合は
氷が沢山必要というところで、ちょっとやりづらいですよね。
アイスコーヒーをドリップなどで抽出し、氷を詰めたグラスに注いで急冷。
特に難しいテクニックは必要としないのですが、暑い時期は氷が何かと入り用で、ストックも少なくなっているはず。
特に夏場は。
ですので、氷のストックが万全で問題ないのであれば、アイスコーヒーは急冷で作る方をオススメしたいです。
他のやり方ですと、自然冷却の方法、お水の張ったボールに抽出したコーヒーの入ったガラスサーバーを付けて冷ます方法などがあります。
味わいと言う部分では、僕は急冷でアイスコーヒーを作る方が美味しくできると思っています。
しかし、ご家庭でのことを考えるとアイスコーヒー用温かいコーヒーが入ったサーバーを、サーバーごとお水につけて冷ますのがいいのかなぁと思ったりしています。
まだ暑すぎない時期ですので、アイスコーヒーを作るには良い時季です。
氷に余裕がある時は、ぜひ急冷で作るアイスコーヒーをお楽しみください。
ちなみにアイスコーヒー用のドリップでは、アイスコーヒー用に細挽きにしたコーヒーの粉12g対して量は100cc~120ccくらいをひとつ目安にして、粉の量で味わいの濃淡を調節してください。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

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