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コーヒーが世界の飲み物なったわけ

公開日: : coffee

昨晩は忘年会。
久しぶりに会う方も多く、話は盛り上がり楽しい時間を過ごしました。

 

コーヒーを仕事とする仲間たちが集い、いろんな話が聞けたり、自分が思っていたことを同じように思っていて、自分の立ち位置を確認できたり、情報や知りたいことを知れたり。

 

非常に意義のある時間を過ごせ、感謝とそして楽しかった余韻に浸り、今ブログを書いています。

 

集合時間まで、少し時間があったのでブルーボトルコーヒーに初めて行ってきました。笑

 

おしゃれですね。
僕がいいなぁと思うマシーンもあって、収穫もあったコーヒータイムでした。
いろいろ勉強になった1日、さぁ来年のことも考えながら年末の繁忙期、集中していきますね。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

ブルーボトルコーヒーに行き、ふと思ったこと

 

ブルーボトルコーヒーは日本のハンドドリップ式をアメリカに持ち帰り、それからまた日本にやってきたお店、逆輸入的なお店と聞いております。

 

ハンドドリップはどちらかというと、日本のお家芸的な感じで、以前まで諸外国ではコーヒーメーカーが抽出方法のメインだと聞いています。

 

それが世界的なコーヒーブームで、淹れ方も多種多様になって、日本では中心となっているのハンドドリップが注目された、という感じですね。

 

コーヒーってこうしてみると、世界の飲み物だなぁって思うのです。

 

大航海時代、ヨーロッパ列強が植民地政策で、コーヒーの苗木をその植民地持っていき、栽培を成功させたことで、こうして今、世界で大勢の人が飲める飲み物になったわけです。

 

もちろん、それは大航海時代に「コーヒー」がお金になったから、という理由もあります。

 

コーヒーの木の生命力が強かったから、世界の至るところで栽培された、ということですね。
その生命力に感謝したいですね。

 

だって美味しいコーヒーが飲めるのですから。

 

なぜイギリスはコーヒー国ではなかったのか?

 

イギリスと言えば、紅茶のイメージが強いですよね。(今の若い方はないかな?)
イギリスはセイロン島を植民地とし、他国と同じようにコーヒーの栽培を試みましたが、さび病というコーヒーの木をダメにする病気で、島のコーヒーの木を全滅。

 

それにより、紅茶の栽培に切り替えた、ということを聞いています。

 

もし今ならしかるべき手段で、原因を調べ、コーヒーの栽培から撤退することもなかったかもしれませんが、当時はそうせざるを得なかった、そうした歴史があります。

 

もしここに、イギリスにコーヒー栽培の成功をもたらせたならば、歴史は少し変わっていたかもしれませんね。

 

日本人にとってコーヒーが「お茶」と同じようになった今、コーヒーが当たり前にある日常の中で、ちょっとコーヒーの歴史をひも解くと、今コーヒーを飲めることがありがたいことなんだなぁと思ったり。

 

そんなことをふと、ブルーボトルコーヒーの店内で思っておりました。

 

それではこのへんで。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
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