痛みを知れば優しくなれる、かな
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エッセイ
高槻店はカミさんと二人で営業しているのですが、金曜日はカミさんはお休み。
カミさんが休みの日に検診に行って来て、レントゲンとかの話を聞いていたら、ふと自分の過去を思い出したんです。
そうだそうだ、あったなぁと。
実は僕、2008年頃くらいだから13年か14年くらい前、下顎に腫瘍ができて手術したんです。
あんまりにも奥歯の奥が痛くて、行きつけの歯科医院へ行きレントゲンを撮ってもらうと、黒い影があると先生から。
これはガンかもしれません、町医者では手が施せないもので市民病院を紹介しますので、すぐに診療してもらってくださいと。
えっ?えっ?
あまりにも予期せぬことで、一瞬凍り付いてしまいました。
ガンかもしれないし、ガンじゃないかもしれません、私の口からははっきりとは言えません、と先生。
ガンやったらどないすんの?

そのころ31か32歳だった僕
まさか奥歯あたりが痛いだけで、ガンらしきものが発見されるなんて。
歯医者から家までの帰り道、まるで泥沼を歩いているようくらい足の重さを感じながら、家に辿り着いたこと覚えています。
そこから豊中市民病院で診察してもらうまで、もうふわふわな状態でした。
不安と開き直りが交互にやってくる感じで。
もしガンやったらと考えると地に足が着いた感覚にならないし、大丈夫大丈夫と自分を励ましながらも、時々ぐゎっと不安の波がよせてはひいて。
結局、下顎できたものは腫瘍で一度除去すれば、再生されないものでした。
手術は、全身麻酔を打ち、10日くらい入院してたかな、その後は特に問題はなく今も大事に至らず過ごせています。
同じパターンの場合、だいたいはフランスパンなど硬いものを食べた時にあごの骨が折れて、そして腫瘍があることに気づくのだそうです。
僕の場合も、下顎の骨を随分とその腫瘍が溶かしていたのですが、あごの骨は折れずに分かったことは不幸中の幸いだったと安堵しております。
痛みを知れば優しくなる
お客さんとお話をしていれば、いろんな話となり、時々病気の話にもなったりします。
そんな時、こうした大きい病気をしたことが経験となって、痛みは違えど心の痛みはよくわかるのです。
どんな言葉がいいのか。
つらい時に僕自身は何を感じ、どう考えたか。
その時を思い出しながら、お話を聞いたり話したり。
渦中は痛い思いをしたけども、人の優しさや両親の愛を改めてしったり。
入院している時は時間がたっぷりあったので、神様がくれた時間と思い読書にふけったり。
痛い思いをしましたが、かけがいのない経験でした。
もうそんな痛い思いはしたくないなぁ、と考えながら思い出していたのでした。
思い出して、そしてまた優しい気持ちでいれますように。
と思いつつ、できてないことも多いので、反省の日々だな。
それでは、今回はこのへんで。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

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