*

焙煎の煎り加減で1粒のコーヒー豆の重さは変わります

公開日: : coffee ,

島珈琲では、同じ銘柄の豆を中焙煎と深焙煎にわけて、2種類用意しているものもあります。
ブラジル・コロンビア・エチオピアモカ、のこの3つがそうです。

 

焙煎度合いで味わいが結構ガラッとかわりますので、焙煎度合いの違う同じ銘柄のものを飲み比べてみるのも、また楽しいものです。
中焙煎の味わいの面影が消えて全く違う味わいになってたり、ある共通する味わいは残っていたり、それぞれです。

 

深焙煎で力を発揮する銘柄、逆に中焙煎で力を発揮する銘柄、そしてこの3つの銘柄のように、割と幅広い焙煎度合いで力を発揮する銘柄があったりと様々です。

 

銘柄もありますが、それを焙煎する人の好みとか、思考だとか、味を作る人の意向もプラスされると更に様々です。
コーヒーはほんとうに深いですね。

 

さて、その焙煎度合いによって異なるのは味わいだけでなく、重量も変わってきます。
そこのところについて今回は書いていきますね。

 

 

焙煎によって豆にある水分が抜ける

 

焙煎する前のコーヒー豆、コーヒー生豆(なままめ)ですね、こちらには9~13%くらいの水分が含まれて、輸入されています。
コーヒー生豆が輸出されるまでに、コーヒー生豆の乾燥という行程があり、その時に水分値が調整されます。

 

そしてお店や工場に運ばれて、焙煎するわけですが、この時焙煎によって水分が消失します。
熱をあて、それによって起こる化学変化の進行とともに、含まれている水分も消失されます。

 

中焙煎と深焙煎の場合、深焙煎の方が同じ条件で焙煎したならば、熱が長くあたることになります。
焙煎の進行は、中焙煎の次に中深焙煎、深焙煎、極深焙煎、って感じに、どんどんと時間の経過とともに深く、濃い色付きになります。

 

熱が長くあたるということは、中にある水分も更に消失していくことになり、つまり、中焙煎と深焙煎のコーヒー豆では残っている水分が違うということになります。

 

熱に当たっている中焙煎のコーヒー豆の方が消失は少ない、つまり重たいわけです。
更に焙煎が進むにあたって、コーヒー豆は大きくなります。熱によって伸ばされるというイメージです。

 

中焙煎のコーヒー豆は、深焙煎のコーヒー豆より小粒で重い、ということになるのですね。

 

袋に入れた時も見た目がかわる?

 

そうなりますよね。
例えば、中焙煎のコーヒー豆、深焙煎のコーヒー豆、豆のまま200gをコーヒー豆袋に入れたとします。

 

中焙煎は小粒で1粒の重量は深焙煎よりも重いので、結果、200gを袋に入れた時、深焙煎と比べじゃっかん小さくなります。
深焙煎は1粒の重量は中焙煎よりも軽く、そして焙煎によって豆が大きくなっているので、中焙煎のコーヒー豆200g入の袋よりも、大きくなっているのですね。

 

面白いでしょ。
比べると同じ200gなのに、ちょっと違うなぁって見てすぐわかりますよ。

 

決してズルしているわけではありませんからね。笑
中焙煎と深焙煎、こんな違いもあるのです。

 

同じ200gなのにパッケージに入った時、大きさに違いがあったり。
それが誤解を生じないように、今日はこのことについて書きました。

 

それでは、今回はこの辺でキーボードを打つ手を止めたいと思います。
引き続き、暑さにお気をつけてくださいね。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

The following two tabs change content below.

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

クリスマスケーキにあうコーヒーは何?

プロローグ 月曜日は島珈琲のお休みになりますので、一足お先にクリスマスパーティを家族でしました。

記事を読む

1粒1粒不良豆を取り除いて

本日、月曜日は僕のお休み。 高槻店は定休日で、岡町本店は日曜日だけのお店なので、月曜日は僕自身の休暇

記事を読む

コーヒーを美味しく飲むために、1番大事なこと

プロローグ 最近、同じような内容のことを書いているような気がするなぁなんて思っていますが、気にせず

記事を読む

コーヒーは熱いときが美味しいとは限らない

僕の鍵はお店とかシャッターとか カフェBeとか家とかうじゃうじゃ沢山あるのですが 必ず家の前で 家の

記事を読む

コーヒーの価格に対して僕はこんなことを考える

先日、お客さんとお話していて、コーヒーの価格のお話になりました。 島さんのところはコーヒーは美味し

記事を読む

ドリップするときのお湯の細さ、太いとダメなの?

昨日は娘の幼稚園で夏祭りが開催された様子。 奥さまも準備の段階から手伝い、昨日が本番。 &n

記事を読む

コーヒーの味覚は白米で育つ?

夜中に急にお腹が痛くなること、ありませんか? 僕は年に数回あるんです。   昨晩は年に数回

記事を読む

ナチュラルとウオッシュとはなんだ?

今回はちょっとコーヒーについての、突っ込んだお話を。 コーヒー好きな方はご存じ方だと思いますが、家庭

記事を読む

ご存じでしたか?コーヒー豆にも旬があることを

プロローグ コーヒー豆にも旬があると「えっそうなんだ?」と思われる方も多いかと。 そうなんです、

記事を読む

ドリップが上手くなるということは、味を正すこと

プロローグ 昨日、お客様から質問があったことをお答えしながら、ふと気づいたこと。 それと質問があ

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
名門コーヒードリッパー、沢山入荷しました

今月の黒板ができました。     僕が一

器で味わいもまた変わる

12月に入ってから、通販のオーダーが増えました。 12月はコーヒー豆屋

口の中にいつまでも残る、甘い余韻を楽しんでもらいたい

昨日はお休みでした。 なかなかハードスケジュールでしたが、こなすことで

まーるく、丸く

本日はお休み。 高槻店は、日曜日と月曜日がお休みで、岡町本店は日曜日だ

空気が乾燥すると茶色い皮=チャフが目立つ

本日は日曜日だけが営業日のお店、岡町本店に来ております。 岡町本店では

→もっと見る

  • cafe be のちょこっと寄りみち日記
PAGE TOP ↑