手挽きミルの挽き目の調整のやり方のコツ
前回のブログで書きました、通販における送料の値上げの件。
一晩考えました、何か良い方法はないものかと。
できるだけ、お客さんにも負担にならない方法はないものか。
頭の中をそれがグルグル、グルグル、グルグルしておりました。
考えた結果、決めました。
とりあえず10月1日から実施されるので、早く行動してお客さんに告知せねばなりません。
申し訳ありませんが、通販、ならびに店頭でお受けした地方発送の送料の値上げを実施します。
これに関しては、お盆期間が明けた頃に送料の金額を決定できると思いますので、またこちらでも報告しますね。
さて、今回のブログは昨日、お客さんから頂いた質問です。
手挽きミルで挽き方はどうしたら良いのか、と。
今回はその「コツ」についてのお話。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
ゼロ点って何?
コーヒーミルやコーヒーグラインダーと呼ばれる粉砕器には、必ずゼロ点があります。
ゼロ点というのはですね、ミルの刃が動かないところです。
ミルには2つの刃があり、ひとつは固定され、一つは回転します。
電動であればモーターで、手挽きであれば手の力で回します。
この2つの刃の隙間の大小が、挽き目を調整させるものとなり、2つの刃の隙間が広く大きいければ粗挽きに。
2つの刃の隙間が小さく狭ければ、細挽きに、という感じです。
つまり粉の挽き目は、ミルの刃の隙間の調整によってなされる、ということですね。
それでそのゼロ点というのは、動かす刃と固定されている刃の隙間がなく、動かしても動かないところなんです。
但し電動は、モーターで回っていますので、その力は強く動きます、電動でゼロ点を探すときはプロにちゃんと聞いた方がよいと思います。
手挽きの場合は、調節ネジを締まるところまで締めて、力を抜いて軽くミルのハンドルを動かしてみて、ほぼ動かないようであればそこがゼロ点です。
刃を傷めるので、決して力を入れて回さないようにしてくださいね。
動かない地点を見つける為だけなので、動かないことが確認できればそれで大丈夫です。
そのゼロ地点から
少しずつ調節ネジを緩めていきます。
初めは、例えば1周したところで止めて、一度挽き、ドリップをして味わいを確認する、その動作を繰り返して、お好みの挽き具合を探すことになります。
それでお好みの所が見つかったら、そのところにマジックなどでわかるように印を付けておく。
例えばゼロ点から調節ネジを2周回して、この位置、と。
調節ネジに数字などが書いていれば、その数字を覚えておくのもいいですし、何か基準を作っておけば、何かで動いたり、動かして分からなくなったときに、元に戻すことが容易となります。
僕は手挽きミルを使っていたときは、そうして調整しておりました。
よろしければ参考にしてください。
ちょっとよくわからないなぁ、もう少し詳しく聞きたい、その時はお店で聞いて下さいね。
高槻店には常に僕がいておりますのでね。
但し忙しい時は、お愛想なしになるかもしれませんので、ご了承くださいね。
手挽きミルの挽き目の調整のやり方のコツのお話でした。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
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