家庭用おすすめのコーヒーミルはこれですが・・・
昨日、コーヒー関係者の方がご来店。
久しぶりに突っ込んだコーヒーのことをお話ができました。
話ながら気づいたことは、僕は開業して20年くらい経ちまして、その前からコーヒーの事あれやこれやと知っていますので、その頃と随分と変わったなぁとお話しながら改めて感じてました。
焙煎機の価格やコーヒー生豆の価格。
鋼材が値上がりしていきたのもあって、焙煎機は昔に比べると1.5倍くらいかなぁ、もっとかなぁその数字はわかりませんが、20年前より高くなったということは間違いないです。
コーヒー抽出マシンもそう。
もちろんいろんな設備や装置が整ってより優れているから、という面もありますが、それをつけ加えたとしてもはやり価格は上昇しているのことは間違いありません。
コーヒー生豆もそう。
20年前は高級コーヒーではなかったものが、世界的な注目を浴びたのもあり、価格が2倍以上になっているものもあります。
改めて、以前の価格ではないなぁなんて思った次第です。
家庭用ミルもそう
僕が家庭用として一番オススメしたいのは、この写真にあるミル「みるっこ」です。
富士珈機というコーヒー機器専門のメーカーさんが製造しており、島珈琲の焙煎機は高槻店、岡町本店共に同社のものを使用しています。
なぜ、このミルをオススメするのかというと、まず丈夫というところ。
これを販売して壊れた、と僕に相談があったことはほぼないです。
こちらは家庭用のみならず業務用としても使えるミルなのです。
なので「一生もんとして使うなら、少々お値段ははりますがこちらが良いかと」とミルの購入を考えて僕に相談するお客さんには予算的に合いそうなら、このみるっこをオススメしてきました。
僕自身も使っていましたので、いろんなことでお墨付きだったんです。
しかしです。
みるっこも値段が上昇している?
昔、昔って昔と比べるのはあまり好まないですが、しかし知っているから仕方ないのです。
今は以前ほどの価格ではなく、ネットで調べてみても価格は5万前後くらいで拮抗している感じ。
家庭用としては、気軽にオススメできる値段ではなくなっています。
なので、オススメはこのみるっこですが、予算を聞いてそれに合うミルをお伝えして、そこで悩んでもらうようにしてます。
オススメした後、島珈琲で販売するのではなく(価格での競争はしたくないので)、リーズナブルなネットで購入してもらってます。
この20年で随分と変わってきたなぁと、改めて考えておりました。
コーヒーだけでなく文明も。
まさか携帯電話がスマホになるなんて、想像できなかったですからね。
もう主なる機能が電話じゃいないですもんね。
オススメのミルを紹介しつつ、過去を振りかえったそんなお話でした。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
最新記事 by 島 規之 (全て見る)
- 気持ち良く仕事をする環境をつくることでお客さんも気分が良くなる (4904) - 2024年3月19日
- 今日はバイクでちょいツーリング (4903) - 2024年3月18日
- 日曜日だけ、の理由 (4902) - 2024年3月17日
関連記事
-
焙煎する機械、焙煎機による味わいの違いって何?
最近、コーヒー業界の新しい情報についていけてない僕です。 コーヒーに関わらず、情報はツイッターなど
-
ペーパードリップ 使うペーパーによっても味わいは変わる
プロローグ 先日、新居へ引越をしました。 いつもの生活に落ち着きを少しずつ取り戻している僕です。
-
店頭でコーヒーミルを展示、販売してない理由
終わりました。 父の日ギフトの発送。 間違えないように、そして丁寧に。 ラッピングは神
-
単品とブレンドの良さ、そして違いは何か
あまり音楽に詳しくない僕が言うのは何ですが、一人で歌うのは独唱=ソロで、二人ならデュエット、三人なら
-
1杯のコーヒーで、3度味わいを楽しむ方法
岡町本店は日曜日だけが営業日。 実質の本店の機能は高槻店にあるのですが、島珈琲の出発点がこの岡町本
-
あなたはどっち派!朝飲むコーヒー、夜飲むコーヒーのオススメは?
プロローグ 結構、聞かれる質問です。 朝に飲むコーヒー、夜に飲むコーヒーオススメはありますか?
-
ドリッパーは陶器製か プラスチック製か どっちがいいの?
さて 今日はペーパードリップにおいて使われるドリッパー 紙を敷いて濾すあの道具ですね それが陶器製の
-
コーヒーの香りを引き出す技術とは!?
プロローグ 昨日 午前中は歯医者で痛い思いをし(笑)、その後 娘と公園で遊びました。公園には花がい
-
コーヒーメーカーとハンドドリップ、同じ味わいにならないのはなぜ
僕のフェイスブックのコメント欄に、タイトルのような質問をお受けしましたので、今回はこのテーマ、コーヒ
- PREV
- コーヒーシロップ仕込み祭り!
- NEXT
- 島珈琲のエチオピアモカの素晴らしさを語るブログ