二重シリンダー

お正月休みも今日が最終日のかたも多いと思いますが
皆さんいかがお過ごしでしょうか？
今年一発目の仕込みの焙煎もうまく行きまして
なんだか今年はいいスタートだと勝手に思い込んでおります
さて去年に設置した新型焙煎機

僕の使う焙煎機の釜（シリンダー）は釜が二重巻きになって中空になっており
炎の波動による伝導熱が比較的弱くコーヒー豆にあたるようになっている
この焙煎機ではコーヒーはほぼ熱風によって焙煎されるので
比較的　優しい味わいに仕上がるようになっている

熱風だけでは味が優しすぎるので　火力の補強の意味をかねて
輻射熱を強化させたこの釜には2000℃でセラミックを焼き付けている
セラミックを焼き付けることで　遠赤外線効果があり
コーヒーの繊維をよりうまく広げること手助けしてくれている
はじめは遠赤の効きが強すぎて　調整するのに難儀してましたが
半年使って釜にカーボンが付着し
（例えばお好み焼き屋さんの鉄板が使うごとによってなじんでくるように）
火の伝導を優しくしてくれるので　やっと焙煎機もなじんできた
実感がわいてきて　使いやすくなってきた
なじむのには四季を通じて気温湿度の変化があるので
機械の特徴とその機械と環境のバランスを知るには最低1年は
かかるけど徐々に機械が自分の一部になっている手応えを感じる
今年もがんばってもらうで！
今年も美味しい珈琲を焙煎しお届けします！じゃあねピース

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために　ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後　2002年にコーヒー豆専門店　自家焙煎　島珈琲　を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し　　日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に　「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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