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中煎り派、深煎り派 どっちが多い?

公開日: : coffee ,

島珈琲では中煎りを中焙煎、深煎りを深焙煎と呼び、ラインナップに並べています。

 

なぜ一般的な表現とは違う表現にしているのか、と言うと、若かりし頃、他のお店とちょっとでも何か違いをつけたいから、という目立ちたいわけではないのだけども、ありますやん、他とはちょっとちゃうんやで、みたいなね。

 

すみません、そんな感じなんです、くだらない理由でしょ。笑
ただこの中焙煎・深焙煎の表現でここまで来ているので、もうそれで突っ走ろうと思ってます。

 

意味としては一緒です、中煎り=中焙煎、深煎り=深焙煎です。

 

さて、中煎りはどちらかというと酸味を感じて、爽やかな味わいになる焙煎度合い。
深煎りは逆に、苦みやコクを感じ、しっかりとした味わいの焙煎度合い。

 

もちろん銘柄によって味わいは違いますが、大きく、そのような特徴を持ってます。

 

 

中煎りに向く豆、深煎りに向く豆、両方いけるオールラウンドプレーヤー

 

例えば、カリブ海系のコーヒー豆は、どちらかというと深煎りは不向き。
深煎りにすると、ちょっと味わいの個性が見えなくなる。

 

逆にインドネシアスマトラ島のマンデリンは、中煎りにすると個性が強すぎるので、僕は中煎りには向いていないと。

 

ブラジルなんかはオールラウンドプレーヤーで、中煎り深煎り、どの焙煎度合いでもそれなりに力を発揮してくれる豆。

 

もちろん、ブラジルでも取れた土地、農園で違いがあるので、必ずしもそれが当てはまるわけではないですが、こんなふうにどちらかに向いている、どの焙煎度合いでも力を発揮する、それぞれのコーヒー豆があります。

 

一般的にマイルドと言われる味わいは中煎りに、ビターと言われる味わいは深煎りのコーヒーに多いです。

 

どっちが多い?

 

中煎り派と深煎り派、どっちが多いかというと、どちらだと思います?
あくまでも島珈琲でのお話ですが、6対4で6が深煎り、4が中煎り、そんな感じですね。

 

好みなので、多いからいいというわけではありません。
好きな味わいを楽しむのが一番です。

 

ただ、コンビニのコーヒーマシンのホッパー(コーヒー豆を待機させているところ)を、見てみると、大抵深煎りの方が多いです、というか関西ではほとんど深煎りです。

 

お好みの傾向として、ちょっとビターでコクのある方が人気がある、もしくは一般的な好みである、と言えそうです。

 

僕はというと、テイスティングなどを意識せず、単に「コーヒー飲みたいなぁ」だけで手に取る時は、中煎りのコーヒーを選ぶ方が多いです。
いずれも好みですからね。

 

一般的な好みは深煎りの方が多いのでは、と島珈琲のデータによる結果のお話でした。
それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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