人は失くさないと、それが当たり前ではないと気づかないもの
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感謝!!
そうでしたか、あれからもう25年もの月日が。
阪神淡路大震災から25年。
僕は当時、西宮の中国料理店で働いていました。
幸い大阪から通っていたので、自宅にはそれほどの被害がなかったのですが、職場はそれは凄惨なことに。
当時19歳の僕、ここで人生で大切なものや、当たり前にあることは当たり前ではないこと、など沢山知ることになりました。
と同時に自分の無力さ、そして人の力を知りました。
今回は、大事なことってなんだろ、をちょっと考えたいと思います。

今でも瞼裏に残るあの様子
西宮のその中国料理店に勤めていて、大阪から通うのは主任と僕の2人。
他のメンバーはみな西宮や神戸だったので、2人でお店の再開のために、地震から数日後、掃除や片づけなどを始めました。
高架の道路は落ち、家は沢山倒壊し、それを見ながら途中まで電車、途中から歩いて通勤。
まだここに誰かいるのでは、助けを必要としているのでは、倒壊した家の横を歩いていた時、いつもそんなことを胸に。
自分なんて無力だなと、ひしひしと感じて。
自衛隊の方に水をもらい、お店を掃除。
ガスも電気も水も、下水も流れない。
しかし、仕事が終わり電車で家に帰る途中、梅田はネオンでギラギラし、人はお酒を飲んで楽しんでいる。
なんだこの世界の違いは、と強烈なギャップになんとも言えないドロドロした思いがこみ上げてきたこと、今でもはっきり覚えてます。
体育館の避難所に行くと、洗い場のパートのおばちゃんが、早く働きたい!と力強く言った言葉に、はやくお店を元の姿に戻せるように頑張らなきゃ、と逆に勇気をもらったことも覚えています。
当たり前は当たり前ではない
この時からですね、当たり前にあることは全然当たり前ではないんや、と「ありがたみ」という無形のものにはっきりと気づいたのは。
普段の生活では、電気もガスも水も、スイッチを入れると出るし流れるし。
それが、どんだけ幸せな状況か。
なんでもそうだけど、失くさないと気づかないのね。
便利になればなるほど、そうしたことを忘れがちになるけども、当たり前にあること、そして当たり前のしあわせ、こうしたことを今一度かみしめて、と思うわけです。
経験しないとわからないことだけど、でもこんな地震の経験なんてして欲しくないし。
ともあれ、平和であることに感謝して、じゅうぶんに足りてることを改めて感謝して。
当たり前があることは、実は当たり前ではない、ということが理解できると、優しくなれるんとちゃうかな、と思ってます。
25年も経ったのかと振り返りつつ、そんなお話を書かせてもらいました。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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