*

美味しいコーヒーをあなたへ。コーヒー焙煎を上達するのにどうしてきたか

昨日、5月6日土曜日に歌手の辛島美登里さんが高槻店に来られていたのです。
実はそれを知ったのは、後からでした。

 

ライブハウスのスタッフさんが、お店に行ったことを教えてくれて、もしやあの人がサイレントイヴを歌う美登里さんだったのか、と。(当日、高槻店となりのライブハウスでライブが行われていたのですね)

 

肩の大きくあいたお洋服をお召しになられ、その肩と少し見える背中がすごい綺麗だったんですね。

 

助平な目線でみてたのではありませんよ(笑)誤解のないように念のため。
浮世絵の喜多川歌麿の美人画のように、芸術のような背中だったんです。

 

そして背中からオーラを感じてはいましたが、まさか辛島美登里さんだったとは。
くぅーサインもらいたっかったー。(笑)

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

 

 

コーヒー焙煎を上手になるために

大事なことはまず、味覚を鍛えること、研ぐことでした。
良い物だけを口にするのではなくインスタント食品なども含めて、食べ物・飲み物いろんなものを口にしたときに、必ず考えて記憶する。

 

味覚は記憶で形成されているので、良いと思う味、美味しいと思う味、逆に不快に感じる味、これらを意識して頭にインプットしていきます。
これにより味覚の幅(記憶の幅)を増やしていきます。

 

コーヒーにおいてもその蓄積した味覚を生かせるように、コーヒーを飲んだ時にもいろいろ考えます。

 

そして引き出せる可能性をイメージして、焙煎に臨みます。
もちろん上手くいくこともあれば、そうでないこともありますけどね。

 

これコツコツ積み重ねていくことなので時間がかかりますが、とても大事なこと。
味覚のレベルこそが、その人の作るモノのレベルになりますので、味覚を鍛えることはとても重要です。

 

これが1つ。

 

2つめ。
僕がコーヒー屋さんを始める前は、今のような高級で良い素材は一個人では手に入りにくかったのです。
お店をされている方でも使用されていたのは一部の方のみでした。

 

なのでコーヒー屋として独立する前は、自分用としてスタンダードな(一般的に流通する普通のコーヒー豆)コーヒー豆で家で焙煎し、焙煎の練習していたんですね。
今思えばそれはすごい良かったと思ってます。

 

そのスタンダードのコーヒーの良いところを沢山引き出すのに、どうしたら良いか、考え抜かないと答えが出てきません。

 

原料のコーヒー豆が良いと、豆が持っている味わいの良さで、テクニックをカバーできる部分があるのですね。

 

ですので、スタンダードのコーヒー豆で、良い焙煎をして味わいを引き出すことは、焙煎のスキルを磨くことになり、それは僕の血と肉となり、高品質で高級コーヒー豆を焙煎するようになっても、十分に生かされることになりました。

 

僕の焙煎技術はこのスタンダードの豆を焙煎していたことが下地になり、今の高品質コーヒーを焙煎することに生かされている、と言えます。

 

ちょっとマニアックになりましたね、次は焙煎だけではない、何事にも共通する話です。

 

シンプルにする

焙煎を始めた頃は、秘伝の技にしたいとの思いが強く、ややこしい操作をしながら焙煎をしていました。

でもそうすると失敗したときに、過程がややこしいもんだから、どこで失敗しているのかがわからない。

 

失敗を改善できにくい、またはできないのですね。

 

そこに気づいた時から操作をシンプルにしました。
焙煎が始まれば途中、操作をできるだけしない、できるだけ焙煎機にさわらない。
このことを徹底して、焙煎の方法をシンプルにし、美味しく出来る方法を模索しました。

 

そうすると結果、失敗しても原因がわかりやすかったですし、そもそも失敗することがほとんどなくなりました。

 

だってシンプルだから間違いにくいでしょ。
シンプルにすると美味しい味わいが安定しました。

 

シンプルにすることによって、沢山のことが見えたのですね。

 

これは焙煎だけに言える事ではないと思います。
物事をシンプルに考える。

 

これが良い結果になるのでは、今ではそう思っています。

 

コーヒー焙煎も何事もシンプルに、これが美味しくするために僕が考えてきたこと。

 

今日明日も僕のコーヒーで沢山の人が喜んでくれれば、嬉しいです。
これからも磨きをかけますね。

 

僕の初めてコーヒー本 発売になりました!
「ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト」

 

 

 

アマゾンより購入できます。
こちらからですどうぞ。

 

「ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト」の購入ページにGO!

 

いつもありがとうございます。

焙煎アーティスト 島規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

カフェ開業相談におもふこと

最近も、ちょこちょこあるカフェ開業相談。   僕が島珈琲を開業してから、沢山の

記事を読む

カフェをオープンしたいあなたへちょっとアドバイス ~屋号編~

プロローグ 2002年に島珈琲を開業してからけっこう相談を受けます、「カフェを開業したい」と。

記事を読む

お店が閑古鳥の時、僕はどんなことを考えているのか

お商売を長くしていると、季節によって流れがあるのを知り、この月は繁忙期になる、この月は閑散期になると

記事を読む

どうして僕はコーヒー「豆屋」を選んだのか

日曜日は豊中・岡町本店での営業です。 こちらのお店は毎週日曜日だけの営業でコーヒー豆の販売のみ。

記事を読む

コーヒー豆は売れるのか

プロローグ お盆休みに入り普段は通販を利用のお客様が、わざわざ遠方から高槻店にきてくださってます。

記事を読む

あなたのお店の口コミは目に見えてますか?

昨晩、布団に横になり三島由紀夫の「金閣寺」をおもむろに手にする。 全部読み切るつもりで手にしたわけ

記事を読む

カフェをオープンしたいあなたへちょっとアドバイス~マーケティングを学ぼう~

プロローグ だいたい日曜日にアップしているこのシリーズ、ブログ内での記事数もぼちぼち増えてきました

記事を読む

ほんのちょっとの気遣いが、お店の印象をかえる

さて、ドタバタの島珈琲です。 年末ギフトラッシュが続き、大変申し訳ございません、喫茶営業を昨日と本日

記事を読む

ツイッターはお商売に有効なのでしょうか?

先日、YSP門真でバイクを購入しました。 YSPとは、ヤマハ・スポーツ・プラザという意味らしく、ヤ

記事を読む

古材を使った店づくり その良いところ

古材問屋の明木さんとの出会いは、島珈琲のコーヒー豆をお使い頂いているカフェを設計、施工され、僕が初め

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
島のひとり言 (4942)

以前は島珈琲高槻店の近くあった、高槻市の隠れた雑貨屋ちくちくさん。 &

今期のマンデリンを決めました (4941)

いよいよゴールデンウィークに突入ですね。   前回のブログで

ゴールデンウィークの準備はばっちりです (4940)

4月22日の月曜日がGW前の仕入注文の締めきりでした。  

悩むマンデリン (4939)

昨日は高槻店の焙煎機のメンテナンスを完了させました。   思

特にカーブは汚れが溜まりやすい (4938)

今日は7時に起きて家族で朝食を取ってから、すぐに高槻店へ。  

→もっと見る

PAGE TOP ↑