おぬし なかなかやるな!
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日々他愛のないこと
アインシュタインは相対性理論で有名だが、本を読んでいると彼の素晴らしい人生哲学における「幸福哲学」は大変、意義深い。彼は金銭も名誉も求めず、こういっていたそうだ。「僕は誰にも期待しない—だから幸せなのさ」と。
なるほど。悩みというのは大抵「自分の思い通りにならない」ということから起因しているようにおもう。つまり、自分の欲望が満たされていない状態で、悩みには自分の欲望が常について回っているといことだ。悩みのない人生ははっきり言って幸せである。
しかし、人間そう簡単には「欲」を捨てる事なんてできやしないし、また「欲」が無ければつまらない人生にもなってしまう。欲を捨てれば、悩みもなくなるが、欲望をもてば、悩みが増える、これもまた人生における相対性理論なのか。
何かついて悩む以上、現時点では不可能な欲望を持っていると言うこともある。冷静にそれを見つめれば、悩ましているのはじつは相手でなく、なんだ自分じゃないかぁと気づく場合もあったりして、つまり悩み多き人は果てしない欲望の持ち主だということだ。この欲張りモノ!である。
だが、しかしである。「夢」を動かす原動力は「おおいなる欲望」なのである。コレがなければ、なにをも達成することも出来ないと、成功教の教祖様のジョセフ・マーフィー、ポール・J・マイヤーなどはいう。心構えこそがすべてだと。
じゃあどーすればいいのか、どーすれば幸福についての答えをだせるのかを考えてみた。人間、無欲になることはむずかしい、悩みもつきない、欲望こそが人の原動力。小さな事からでも幸せをつみ取ること、失敗してもいいじゃないかと思う、悲観の境地が楽観的だと思えるハート、やっぱり最終的には個々の「心構え」が、気の持ちよう次第としか、答えが出なかった。
アランは幸福論(アラン幸福論・岩波文庫)でこういっている。「悲しくなるのに哲学はいらない」、「不幸になるのは何もむずかしくない。本当にむずかしいのは幸福になることだ。」と。幸せ一つ考えることでも、難しいモノだと思いふけるのである。
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5年ほど前に 島珈琲の旧HPでアップした 僕が書いた
「幸福について」というタイトルのコラムである
過去の自分に「うーん なるほど」と手を打つ 僕でした
過去のボクよ おぬし なかなかやるな!
島 規之
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