中煎りと深煎り、同じ200gでもパックの大きさが微妙に違うわけ (4664)
このブログの5000号到達まで、1年を切りました。
1日1ブログで進行した場合ですが・・・。
今のところ順調に進んでいますが、夏休みはもしかしたらブログもお休みを頂くかも、なのです。
島珈琲の夏休みは来月8月の22日火曜日、23日の水曜日です。
高槻店の定休日の月曜日を含めて、3日間のお休みを頂きます。(高槻店は日曜日も定休日ですので8月20日から23日までお休みになります)
娘とカミさんとどこに行こうかと、まだ決めてません。
温泉・琵琶湖、どこにしようかなぁと、決めることも楽しんでおります。
夏休みは、朝早くから行動するかも、なので3日のうちどこかブログもお休みすると思います。
それでも向こう1年で5000号に到達できるかな、ボチボチと書き続けていきますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
同じ200gパックでも大きさが微妙に違うのはなぜ?
というお話を今回は書いていきます。
島珈琲では中焙煎=中煎り、深焙煎=深煎りの2種類の焙煎度合いのコーヒー豆をそれぞれラインナップしております。
中焙煎、深焙煎とはコーヒー豆の煎り具合の表現で、中くらいの煎りの焙煎、深い煎りの焙煎のことを指してます。
僕がお客さんにわかりやすく伝えるための例え話では、食感ではないのですがお肉の焼き具合のミディアムとかウェルダンとか、そんな違いと似ています、とそれをよく使います。
で、中煎りでは焙煎時間が短く深煎りに比べ熱のあたる時間は短いです。
深煎りは中煎りに比べて、熱にあたっている時間は少し長いです。
ここから答えになります
ですので、中煎りは熱にあたっている時間が短いので、コーヒー豆の中に含む水分の消失が深煎りに比べ少ないので、その中煎りのコーヒー豆の1粒は重く、そして熱によって伸ばされていないので小さいのです。
深煎りのコーヒー豆は熱が長くあたることによって、コーヒー豆に含まれる水分を中煎りの豆よりも更に消失し、コーヒー豆の1粒は軽くなりそして熱によって伸ばされているので、その1粒は中煎りよりも大きくなっています。
まとめます。
中煎りのコーヒー豆は1粒1粒が小さく重い、深煎りのコーヒー豆は1粒1粒が大きく軽い。
大きいのに軽いということは、同じ200gの豆を計量した時に中煎りの方がパックにした時に小さく見え、深煎りのコーヒー豆を200gのパックにした時は、粒量もちょっと多くなるので大きく見える、ということです。
島珈琲のコーヒー豆を入れる(小)の袋は250gが最大なのですが、中煎りの豆を250gを入れると普通なんですが、超深煎りのアイスコーヒーの豆を250g入れるとパンパンで、シーラーで蓋を閉じにくくなるくらいです。
ということで、中煎りのコーヒー豆と深煎りのコーヒー豆を200gパックで見比べた時に、中煎りの方が小さく見えますが、決して計り間違いでもなく、ズルしているのでもなく、そもそもコーヒー豆1粒の重さと大きさが異なる、ということですので誤解のないようにしてくださいね。
それでは、どうぞ美味しいコーヒーで良い週末をお過ごしくださいね。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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