生豆の力
今年は高槻店の店先の落ち葉がすごいことに。
毎年、早かったら10月の終わりくらいには、目の前の道の街路樹の枝を切り落としてくれるのですが、今年はどうやらないようで落ち葉の掃除が大変となりそうです。
今朝も大量の落ち葉の掃き掃除をしていたら、地域ネコちゃんがニャーニャーと呼んできて。
おはようと手を振るとニャー、寒なったなぁと言うとニャーニャー、と会話してました。
朝の用意などがあって掃き掃除の時間が足りなかったので、ブログが書き終わって月初めの事務的なことを済ませたら、再度掃き掃除をしてきます。
さて12月ですね、月初めにはコーヒー生豆がドカッと納品されます。
月末締めなので、月末まではギリギリのラインで行って、月初めにまたドカーンと仕入を。
今日は、コスタリカの生豆が1番に到着しました。

いい豆は力を持っている
生豆(なままめ)が到着すれば朝袋を開封して、その中にあるビニールの袋も開封して、生豆のチェックを。
両手ですくい鼻の近くまで持ってきて、生豆の香りをかぎます。
焼いたコーヒー豆のような香りはありませんが、いい生豆はかすかにフルーツのような香りを持っています。
ビニール袋を開封した時にもフワッと、かすかに香るのですね。
それをキャッチできたら、いい豆の証拠。
到着した生豆を見て、イキの良さやどんな豆なのかをある程度キャッチします。
それで味わいをイメージしたり、こんな感じで焙煎しようかな、なんて頭の中で組み立てます。
生豆を見てニヤッと
ネコの話じゃないですよ、僕がニヤッとするのです。
ニャーニャーではないですからね、と冒頭がネコちゃんの話だったので無理にネコの話にこじつけてしまいましたが、いい豆を見たら顔が緩んでしまいますね。
胸も高鳴ります。
そして腕も鳴ります。
次のコスタリカの焙煎が楽しみです。
力強い香りが袋の中から押してきて、良い豆ですというアピールをしっかりと受けてます。
よい素材を見て触ると嬉しくなるのは、焙煎職人の性ですね。
良い素材を届けてくださる、全てに関わる人にはきっと届かないでしょうけども感謝をして、感謝の気持ちをもって12月の繁忙期の焙煎に臨みますね。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

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