線が見える、には
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焙煎アーティスト
コーヒーの生豆はその時々に持ってきては持って帰りますが、ドリップバッグやコーヒーシロップの在庫は岡町本店にも置いていています。
足りなくなれば高槻店から補充したり、全体の在庫が少なくなった時は日曜日に岡町本店のものは持って帰ったりと。
この前の日曜日、ドリップバッグを高槻店に持って帰ろうかどうか悩んで大丈夫だろうと踏んだのですが、足りなくなってしまい今晩、高槻店が終わったあと取りに行くことになりました。
バイクで往復120分くらいの時間でしょうか。
軽いツーリングと思えばどうってことないのですが、たまにこういうことをしてしまいます。
今、ドリップバッグの新しいロットを作っている最中ですが、ぎりぎり足りませんでした。
読みが甘かった、でも嬉しいことですからね。
今回は線が見えるというか糸が見えるというか、そんなお話を。

隙の糸
鬼滅の刃というアニメ、今新しい章(の前の無限列車編)がテレビ放送しており、録画しているのをカミさんが見ていて、それを傍からかいつまんで見ている僕です。
それまでもちょくちょくと見ていたのですが、主人公の炭治郎が相手の急所を打つ時に、その筋というか刀の動線が糸のように見える、というシーンがあるんです。
実際にはその糸は存在せず、自分だけが見える線。
これは僕ら職人も言えることで、焙煎の場合は頭の中にグラフがあって、このラインやな、なんて描いて進行を決めているんですね。
なんていうのかなイメージと言うのかな。
時間と温度のグラフが斜め上に上がっていくラインが、パッと頭に浮かんでこんな感じやなぁと思いつつ焙煎をスタートさせるんです。
なんか一緒だなぁ、なんて感じながら。
繰り返し繰り返ししていると見えてくる
もちろんただ何も考えずにということではなく、いろいろと考えながら繰り返し繰り返しやっているうちに、いろんなものが見えてくるものだと思うのです。
それが職人の技と呼ばれるところで、僕自身まだまだではりますがそれなり年数を重ねて、ちょっとした軌道のズレが起こっても修正できるようになってきました。
いろんな失敗をしてきて、こうのときはこう、あんな場合はああするだとか。
なんでも積み重ねだと。
時間をかけないと見えないこと、わからないこと。
勉強も努力も手っ取り早くはない、だから時間をかけるべきことは時間と向き合うことが大事だよなぁ、と昨晩お風呂でこんなことを考えてまして、今回はそれを文字に起こしてみた次第です。
勉強も努力も手っ取り早くはない、自戒をこめてここに書き、今回は締めさせてもらいます。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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