僕のコーヒーは美味しい!という自信
上原浩治さんが大リーガーだった時、何かの番組でこう言っていたのです。
大リーグのマウンドに立った時、怯えたら打たれる、と。
この言葉が僕の胸に響き、今でも目に付きやすいところにこの言葉を、スマホのメモ帳に保存しています。
怯えたら打たれる、そりゃそうですよね、世界のパワーヒッターたちを相手にする大リーグのピッチャーが怯えて投げたら、すかさずそれを見抜き打ち込まれてしまいますよね。
まして上原浩治投手はクローザー(リリーフ)、打たれてはならないところでの登板。
技術も大事だけど、最後はハートだと思うのです。
僕たち職人も一緒で、迷うとやっぱり迷った味になってしまう。
今回はそんな自信のお話です。

口にはしないけど
僕の焙煎するコーヒーが、世界で一番美味しいと思ってます。
僕は自信家ではありません、世界で一番になりたいと思わないけども、でも僕が焙煎する僕が作るコーヒーは、世界で一番うまいと、そこは揺るぎないです。
だってそれくらいの気持ちがないと、島珈琲のコーヒー豆を購入してくださるお客さんに失礼ではありませんか。
ね。笑
どやさ!という押しつけではありませんのでね、大丈夫です。
逆に自分の焙煎するコーヒーなんて、まだまだ、未熟です、というお店からはお金を出して買いたいとは思わないと思うのです。
でしょ?
まだまだ、とは僕も思ってますが、それは向上心であって、コーヒー豆が「まったくダメ」のまだまだではありません。
まだまだ登るところはある、と。
怯えたら打たれる、迷ったら迷った味わいになる
上原浩治さんが言う、怯えたら打たれる、と一緒で、作る職人さんも迷ったら迷った味わいになり、自信を無くしたら自信のない味わいになるのです。
だから、そういう「僕のコーヒーは世界一うまい」と思う自信は大事だと、上原浩治さんの言葉に僕は共感を覚えたのです。
もちろん、その自信に溺れてしまってはいけません。
自信を更に強いものにするために、日々の勤勉の姿勢、向上心を研ぎ、感性を磨く、こうしたことが大事で、それがつまり自信の基礎を強固していくのだと。
迷わないで生きる、というのは簡単なことではありません。
だからこそ、自信が大事じゃないのか、というのが現在の僕の迷うに対しての答えです。
迷わずに自信を持って、美味しいコーヒーを届けて、笑顔になってもらえるように、。
がんばろっと。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

島 規之

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