職人であり 商人であり
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カフェオープンに参考になる話, 焙煎アーティスト
コーヒー焙煎職人を目指したのは、炎を扱い、炎を操作したい、そして美味しいコーヒーを焙煎して作り、喜んでもらうことで喜びたい、と思ったから。
若い頃から、職人なることは憧れていました。
ただ途中、高校の時、喫茶店でアルバイトした時に接客ってめっちゃ面白い!と思ったのがきっかけで、接客も面白くなり、それを両方足し算した結果が、コーヒー豆専門店で焙煎して、販売する、という現在であります。
自分が丹精込めて作ったものを「ありがとう」と言って、購入してくださる。
お金を頂いているのに、ありがとうと言ってもらえること、職人としてこの上ない喜びです。
そういう意味では、物を作り、そして販売する、というのはモノつくりも楽しめて、エンドユーザーさんの声まで聞こえるという、なんとも嬉しい仕事でもあります。

ただし良いモノを作っていればいい、というわけではない
僕も開店当初、ですから2002年ですね、今の岡町本店のオープンした時は、いいものを並べて売れば、やがて口コミに乗って売れていくだろう、と思ってました。
しかし、そんなことはなかったのです。
ほんとにね、売れなくて売れなくて、自分の思い上がり甚だしいと、自分に対して怒りすら覚えました。
ですから、ここで言いたいのは、僕のように作ったモノをお店でエンドユーザーさんに販売する、という行程をするお店では、商人としての資質も必要だということなんですね。
モノを作る技術というのも大事ですが、そのモノを売る、という営業力も問われるわけです。
商売が「へたくそ」でも
以前、高槻店の近くの料理屋さんに行き、カウンターで料理を食べていたら料理長さんが、島珈琲を知っておられて、お商売はへたやなぁと言われてしまいました。
大丈夫です、料理長は悪く言っているわけではないですからね。
もうちょっと、こう商売っ気を出して、例えば麻袋なんかでも売ればいいのに、というお商売につなげていくというスピリッツの話ですからね、それが僕には「たらん」と笑いながらお話してくれていたのです。
でも、ほんとにそう、僕には商売っ気というのがちょっと少ない、と自分でも感じています。
それはそれできっと僕の良いところ、なんだといいように解釈しておりますが(笑)、僕のような個人店で、物を作って直に販売している場合、商人という要素も必要なわけです。
今回はいつかお店をしたい、と思っている人へのメッセージになりましたね。
作ることも大事、その技術を高めるのも大事、そして商人の心も必要。
いろんなことが必要ですが、作ることも接客も楽しめたら、楽しいがお客さんに伝わり、いい循環ができる、そう思ってます。
僕もまだまだどちらにも磨きをかけなくては、と胸に秘め、毎日頑張っております。
それでは。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
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