売れる商品があるのではなく、売れる売り方があるだけ
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エクスマ, カフェオープンに参考になる話
開業して17年という月日が、もう少しで経とうとしております。
その半分以上の時期は、売れてなかったと感じています。
何を持って売れている、売れてない、なのか、その物差しはよくわかりませんが、ともかく売れてない時期がここまで来て、半分以上でした。
それで、現在は売れているのかというと、はたから見てどう思われるのかは別として、自分が目指していたところには届いたのではないか、そう思ってます。
開店当初に立てた目標が、17年経ってやっとたどり着けそうだ、そんな感じですね。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
売れる商品があるのではなく、売れる売り方があるだけ
マーケティングの師匠、エクスペリエンスマーケティング略して、エクスマの創始者である藤村正宏先生とは2013年頃に出会い、その言葉を聞いて、自分の中でカタチになっていなかった事柄が、その言葉によって、そうか!と、カタチが見えた、ように思ったこと記憶してます。
そうして、エクスマを熱心に勉強し始めました。
それまでは、美味しいかったら売れる、このコーヒー豆はすんごいところで栽培されて、すんごく美味しいから売れると思っていたのですね、特に開店当初は。
商品力さえあれば売れると。
僕も含めて職人さんは、その作る商品に対しては、自信を持っているわけです。
美味しいものを作る、そのことに色恋のごとく血道を上げて取り掛かっているわけですから。
だから僕自身から見て、商品力はむっちゃ高い、と思っているわけですが、だけど売れなかったのです。
なぜか。
僕は、売れる売り方をしてなかったからです。
もちろん全く売れなかったわけではありませんでしたが、開店当初は生活がそれで成り立つほど、ではなかったので、朝刊配達のバイトをしながらでした。
売れる売り方とは
ここまで来てわかったことは、あの人がその方法で成功したとしても、僕はその方法で成功するとは限らない、ということです。
やり方も、自分に合う合わないがあるわけで、結局自分の個性に合わせた方法を、自分で見つけるしかない、それが僕の結論です。
つまり勉強するしかない、と思うのですね、売れる売り方の。
勉強して、自分には出来そうだと思うものを発見して、トライを重ねていくことだと思うのです。
売らないとお店は続けていけないので、ファンの方に迷惑がかかるわけですからね。
ファンの方のためにも、もちろん自分を向上させるためにも、大人になってからの勉強は、とても大切なことだと考えます。
作ることに没頭してしまいますが、お店である以上は、職人だけではなく商人の一面も持っていなければ、お商売として続かないのですもんね。
技術的な勉強も大切、そして経営の勉強も大切。
車の両輪のような関係だなぁ、なんて商品棚を見ながら思っていたことはそんなことでした。
大人になっても勉強は大事。(学生の頃は全然してませんでしたが 笑)
マーケティングの師匠 藤村正宏先生のブログはこちら
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
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