島珈琲のすっきしりした味わいができるのは焙煎機が違うから
僕がコーヒー屋さんをしようと思ったのは、やっぱりですね、焙煎という作業が面白いから、そして好きだから。
コーヒー生豆を熱で焙るだけの作業なんですが、それが奥深いというか、シンプルな作業だけに誤魔化しが効かないのですね、そこに面白さを感じています。
することがストレートに反応するというか、まっ、でも味わいの細かい所はやっている本人しか分からない程度の違いなので、自己満足にも近いところがあるのですが、本当に面白い作業が焙煎です。
もしかしたら意外と思っている方もおられるでしょうか、コーヒーを飲むのが好きだからと思いましたか?
飲むのも好きですが、僕の場合、美味しいコーヒーを作ることの方が上に行っております。
熱を操り、コーヒー豆の持つ良さを焙煎という作業で引き出す。
持っている以上のものは引き出せませんので、素材の良し悪しを見極める目、そして素材の持ち味を引き出すための技術、で持っている力の100パーセントを引き出せるように、蓄積した自分の経験からのデータを照らし合わせ、美味しさや香りを溢れるコーヒー豆に仕上げます。
それを誰かが、淹れたり飲んだりするときの喜んでいる顔を想像しながら、焙煎機と向き合っております。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

島珈琲のコーヒーは独特のすっきり感が持ち味
その持ち味を作り出しているのはなにか。
先日、このようなツィートをしました。
焙煎機の中には写真のドラムが入っていて、これをモーターで回し中にある羽根がコーヒー豆を攪拌させ焦がさないようになっています。熱が下からドラムのパンチングを通るこのタイプは直火式と呼ばれます。高槻店のものはステンレス素材を採用して、独特なスッキリ感の味わいを作れるようにしました。 pic.twitter.com/z0DOQUJcut
— 島珈琲 島 規之(バイセン) (@shimacoffee) 2018年5月2日
島珈琲高槻店の焙煎機の釜=シリンダーとも呼ばれているのですが、ステンレス製のものを採用しています。
多くは鉄製のものが多いのですが、ステンレス製と比べどんな違いがあるのかといいますと、鉄製よりもステンレス製の方が釜の蓄熱が少ないのですね。
釜から受ける熱を減らして、対流する熱で焙煎を進めていきます。
これが味わいをスッキリする理由の一つでもあります。
焙煎に興味のない人にもわかりやすく書いたつもりですが、コーヒー豆への熱の当て方で味わいが変わってくるということですね。
もちろん素材(原料)の良さもありますが、それをこのステンレス製のものでよりいっそう、スッキリで雑味のないコーヒー豆に仕上げているのですね。
車で例えたらスポーツカーのような感じ
アクセルを踏めば即反応するような、何をしてもレスポンスが良いのがこのステンレス製の焙煎機なんです。
火力を上げたり、排気風力をちょっと上げたりするだけで、味わいに影響を与えてしまうのですね。
なので、すごく面白いんです。
焙煎機の状態や気候の状態にあわせて、微調整を施すのですが、こうかなああかな、なんて考えているのが僕にとって最高に面白いのです、楽しいですね。
たぶん傍から見たら、焙煎機とにらめっこをしているだけにしか見えないのですが、本人は心の中でぶつくさとつぶやいているのです。(笑)
通常の焙煎機よりも火力は2倍とちょっとアップしていて、とっても力がある焙煎機。
僕にとって相棒ですね、いつもピカピカにして、僕の期待に応えてもらえるように大切にしております。
焙煎機は島珈琲と一心同体ですからね。
技術と心と愛、この3つで焙煎機を動かし、その焙煎機の特長を生かして、スッキリとした雑味のない香りあるコーヒーを作っております。
という、島珈琲のすっきしりした味わいができるのは焙煎機が違うから、のお話でした。
それでは。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
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