俺が死ぬときはコーヒーに溺れて沈むときだ!
プロローグ
コーヒーが好きです。
掘り下げるなら、コーヒーの焙煎が大好きです。
機械とにらめっこしているだけに近いですが、コーヒー豆がシャカシャカと焙煎機のドラムの中で音をたて、水分が徐々に抜けていくとその音はだんだんと堅い音から柔らかい音に変化していく。
やがて1番目の爆ぜが来て、パンパンとはじけていく。
頃合いが来るとテストスプーンで焙煎中の豆を取り出して、目と香りでコーヒー豆の状況をみる。
100回に1回くらい、いや1000回に1回くらいかな、この取り出したコーヒーの香りが予期せぬくらい抜群な時がある。焙煎士の冥利に尽きる時。幸せです。この幸せを皆さんにも届けたい、焙煎しながらそなことを思っています。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。
できれば
自分の死を迎えるときは焙煎の作業を終了して、バタッと倒れて救急車に運ばれてジエンド そんな終わり方ができたら最高だなぁ~なんて嫁に話しています ほんとにコーヒー馬鹿だよね 自分でも思います。笑
僕は独立することが夢だったんです。独立するならなんだろ、そこが始まりだった。そうだ喫茶店だ!と思ってから、そうこうしているとコーヒーの焙煎に出会い、ドボドボとはまっていった。
美味しいコーヒーを作ることに夢中になった。美味しいコーヒーをどうしたら焙煎できるのかいろいろ勉強した。そして気づいたらお店をだしていた。
お店を出したことが大いなる勉強の始まりだった
なんせ経営とかよくわからない。美味しいモノを販売していたら、自動的に成功すると思ってたけど、そうは問屋が卸すわけがない。
ここからが本当の勉強のはじまりだった。
技術的なこともそう、お店の経営のこともそう、とにかくお金がないのでお金がないなりにできる限りのことをしてみた。
そしておぼろげながら分かってきたこと、お店というのは商品や丹精込めて創られたもので
「人の幸せに貢献すること」
これが簡単なようで難しい。
美味しいモノをつくる これだけでは作り手の自己満足だと思うんです。その美味しいモノを手にした方が暮らしの中でどんな幸せを手に入れることができるか、それを愛を込め伝えることがお商売の真骨頂ではないのか。
現時点ではそう思ってます。
エピローグ
ほんとに死ぬまで勉強ですよね、勉強に終わりはない。僕のコーヒーで島珈琲ファンの皆様へ 暮らしの中でどんなささやな幸せをご提供できるか これは永遠のテーマであり、永遠に突き詰めてくところなのです。
ありがとうございます 島珈琲は明日 開業13周年を迎えることができます。
たくさんの方々へ 心から おかげ様です。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
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