2杯分を一度にドリップする時、粉は18グラムを目安に

ブレンド風が更に美味しくなりました。
マンデリンが新しい豆にかわったのですが、今期のマンデリンは味わいの特徴がよく出ていて、ブレンドに使ってもすごくその風味がすごく生きてます。

ブレンド風のベースはマンデリンと深焙煎のコロンビア。
マンデリンの独特な香味が、フワッと口の中に広がるような、そんな味わいのブレンドを作っているのですが、今回はマンデリン自体の個性が輝かしいものなので、ひときわその個性がフワッフワッと、いつもよりもフワッとが一回多く感じられるはず。

どうぞご賞味くださいね。
マグカップでブレンド風を飲んでいて、そんなことを思っておりました。

マグカップはだいたい通常のコーヒーカップの2杯分。
その2杯分の分量を一度にドリップするその時、に粉の量はどれくらいですか？とよく聞かれるので、そのことについて詳しく。

基本1杯分は10gですが、2杯分は倍量ではない

一杯分はコーヒーの粉10gで120ccが僕の中での基本です。
通常のコーヒーカップでも、カップの容量が120ccや140ccと、大きさは様々ですので、一度計量カップでそのご自身のカップが、どれだけの容量かを調べるといいかと思います。

それで、マグカップはそれらコーヒーカップのだいたい2杯分に近い容量です。
ですので、18gの粉を使ってドリップします。

10gだったら、倍量の20gではないのか、と思われるかと。
倍量にすると味わいが濃くなるのですね。

それはなぜかというと、粉の層が2杯分の方が厚くなるからです。
イメージしてください、1滴の水が粉の層を抜けて下に落ちる時、その一滴の水は粉の薄い層と分厚い層を通る時、どっちが粉に接触している時間が長いかを。

当然、厚い層の方が長いですよね、コーヒーの粉と接触している時間が長い分、濃いコーヒーができるのですね。
ですから心持、粉の量を減らすことで、いい塩梅の味わいになる、ということなんです。

一度に沢山淹れるほど経済的

3杯分を一度にドリップすすのであれば26g、4杯分なら僕は32g、コーヒーメーカーなどで5杯分一度に淹れる時は、僕なら38gくらいのコーヒーの粉をセットします。

味わいの濃淡の好みはそれぞれですので、濃い味わい好きな方はこれよりも粉を多く、逆に薄い方がお好みの方は粉を少なくしてご自身の好きな味わいを調節して抽出してください。

こうして数字を見るとわかるように、一度に多くドリップする方が経済的であります、言い換えると「お得」であります。

一度にドリップする杯数が多いほど、1杯当たりに使用するコーヒーの粉の量が少なくなりますのでね。

最終的には、ご自身のお好みとなりますが、ひとつ目安にして頂ければよいかと思い書きました。
1杯あたり（約120cc）コーヒーの粉（豆）10グラム、2杯分18g、3杯分26g、4杯分32g、5杯分38g。

参考になれば嬉しいです。
週末もコーヒーの香りと共に素敵な時間を！
それでは。

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト　島　規之

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために　ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後　2002年にコーヒー豆専門店　自家焙煎　島珈琲　を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し　　日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に　「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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