同じ容器でも中煎りの豆と深煎りの豆では、入る量が違う
コーヒー生豆、原料のオーダーがあったので、午前中に商社さんに電話しました。
ついでに今使っているコロンビアの新しい豆がいつ入港してくるのを聞いたところ、近々だとお返事が。
もう今のうちに予約してもいいですか?というと、どうぞどうぞと。
去年から今年に使用した分を教えてもらい、途中でショートしたら大変やからちょっと多めにと、博打打って去年よりも1.2倍の量をキープしてもらうことに決まりました。
1.2倍だったら、博打でもないか。
実はコロンビアは島珈琲でもっとも使用するコーヒー豆。
ブレンドでも大活躍です。
美味しいをお届けし続けるには、まず原料を安定して確保することから。
こうしたことができるようになったのも、島珈琲のお客さん、島珈琲ファンの皆さんのおかげ。
変わらずお届け出来るように、先手先手で原料を確保して、お客さんの笑顔になる生活に貢献したいと考えます。
さて、今回は同じ容器でも中煎り=中焙煎と深煎り=深焙煎では、入る量が変わってしまうというお話。

写真左が深煎りの豆が、写真右が中煎りの豆が
ブレンド花と風、これが島珈琲の2トップです。
よく売れている豆なので、ブレンドの作り置きをしています。
このビンの容器に入るコーヒー豆、両方とも同じ量が入っていると思うでしょ。
実は違うのです。
向って左の深煎りのブレンド風は700g、右の中煎りのブレンド花は800g。
容器は同じメーカーの同じ容量のもの。
なのに、100gも差があるのです。
不思議でしょ。
同じなようで同じでない、その理由とは
なぜかというと、深煎りのコーヒー豆は焙煎の時間、つまり熱に当たっている時間が中煎りよりも長く、そのため水分が飛ばされて、そして豆が熱によって膨張して大きくなるのですね。
1粒1粒の豆たちが、豆に含まれる水分を飛ばされて、軽くなった上に大きくなるのです。
逆に中煎りは、熱にあたる時間が深煎りよりも短くいので、豆の大きさも深煎りの豆に比べ小さく、そして水分が残っているので重い、ということになります。
それがこうして容器に集まると、差が出るということですね。
深煎りの豆は1粒の豆は大きくなって軽い、ということは同じ容量の器でも、深煎りの方が中煎りの豆にくらべ少なくなってしまう、ということなんです。
あまりご家庭ではこのことは問題にならないと思いますが、あれ、っと思う時がもしあればと今回は書きました。
深煎りと中煎りの重量と大きさの関係について、でした。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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