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旬のコーヒーをどう選びブレンドする?月替わりの季節のブレンド

公開日: : coffee

人と人に相性があるように、またコーヒーにも相性があります。

 

今回この相性はコーヒーと何か食べ物、というような相性のお話ではなく、各コーヒー豆の銘柄の相性について、です。

 

島珈琲にはその月その月に季節のブレンドという、月替わりのブレンドを考え、ご用意しています。
その月の旬のコーヒーを選び、そのコーヒー豆と相性のいいコーヒー豆をピックアップし、ブレンドする。

 

その月、例えば今は10月ですので、10月だったらこんなコーヒーの味わい、美味しく感じるのではと、あれこれ工夫し出来上がるのが「季節のブレンド」となります。

 

こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

 

例えば今月の季節のブレンドは「秋桜」

 

秋桜と書いてコスモス。
コスモスをイメージして、というわけではないですが大きく「秋」というテーマを持って、まずイメージしていきます。

 

そこで今月の旬のコーヒーは、というと島珈琲の中で見ると、うん、マンデリンだ。
島珈琲ではマンデリンは深焙煎で、豊かなコクと苦味を僕の焙煎によって引き出してします。

 

香りもよし、マンデリンの持つなんというかエキゾチックな味わいもOK!

ということで、これと相性の良いコーヒーを僕の頭の中にあるデータから、引っ張り出してきます。

 

そして秋という季節をイメージしながら、どんなシーンでどんなコーヒーが欲しくなるか、飲みたくなるか考えていきます。

 

秋と言えば何だろ。

 

秋と言えば、深い夜かな。
夜に飲みたくなるイメージも持ちながら、そのブレンドの構成を考えていきます。

 

深みも欲しいが甘みも欲しい

 

このマンデリンというコーヒーをベースにしたとき、島珈琲の場合、他の深焙煎の銘柄は4つあります。
マンデリンとエチオピアモカの相性はあまり、と感じていますので、他の3つグァテマラかブラジルかコロンビアか。

 

甘みを付け加えたい、甘みの強いのはこの中ではコロンビアコーヒーとなります。

 

こうしてマンデリンとコロンビアを選出し、そしてブレンドします。
今回はマンデリンの深みを前に出して、コロンビアの甘みは後口の方で感じてもらう味わいを作り出したいので、マンデリン60% コロンビア40%のブレンドが出来上がりました。

 

秋の夜、本を片手にゆっくりした時間を楽しむ時、そばにその香り、そしてその味わいがあったら素敵だなぁと思いながら作りました。

 

読書の内容も頭の中にすぅっと入っていく、そんな香りと味わい。

 

よろしければ体験してくださいね。

 

通販はこちらから。
https://www.shima-coffee.com/ble-0007/

 

今回は月替わりのブレンド、季節のブレンドのお話でした。
それでは。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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