おもえば遠くにきたもんだ
プロローグ
来月3月29日が来れば 島珈琲 13周年を迎えます
長いような短いような 楽しいけれど つらいこと苦しいこともあり 笑いあり涙あり 浪花節だよ人生は!と紆余曲折してきましたが やっぱりここまで続けてこれたのは お客様の支えがあったからこそです
毎年2月に来ると岡町本店をオープンする前 あんなことしていたな 何もわかっていなかったなぁ でも未来に対してワクワクしていたなぁ なんてことを思いだします
今日はほんの少し振り返ってみようと思います
何か自分でやってみろ
その言葉が僕の背中を押すことになりました 2001年ハワイ島でコーヒー栽培に行っていたときの同僚(先輩)に お酒を飲みながらコンコンと説教的なことを言われ よし日本に帰ったら独立しよう! 極めて単純なきっかけだけで 少ない資本を元手にコーヒー豆専門店 コーヒー豆の量り売りのみのお店をオープンしました (写真はハワイ島のコーヒー農園で働く当時の僕)
以前にも書きましたが 当時僕は26歳 いまも社会のこと分かってはいませんが この当時は更に分かっていませんでした
美味しいコーヒー豆なら絶対に売れる という根拠のない自信だけでのオープンでした
そして何より僕が分かっていなかった最大の過ちは 「お客様の気持ちを理解していない」という事でした
だから売れかった
自分の都合しか考えてないんだもん 売れるわけがない 誰のために商品があるのか?「この美味しいコーヒーどやさ?」と突きつけられても自己満足の延長線なのでそんなの売れるわけなかった
そこからいっぱい考えたけど 鳴かず飛ばずでオープンしてからの3年後の2005年 お店をたたもうと思いました
でも やめれなかった
こんな僕にもお客様がついていてくれたから
それで今のカタチを取りました 日曜日だけの営業というスタイル
この判断がよかったのか 結果 島珈琲はうまくまわりはじめました
その後2009年にカフェBeがオープンするにあたり 委託の依頼が入り
2012年高槻店をオープンすることに至りました
月並みな言葉ですが「めげない 逃げない あきらめない」の気持ちが いわゆる「継続は力」にカタチを変えていくんだと思っています
今でも自問します 「お客様の気持ちをしっかりキャッチできているか?」と
2月になるとあの頃を思いだし 原点回帰するように自分の心を改めるようにしています
おごりはないか?お客様の目線と一緒か?そして現状に満足せず新しい何かを試みようとしているか? と
エピローグ
成功って人の価値観によって違うけど 僕は僕の一生が終わるとき もう1回自分に生まれたい と思えるかどうかかなって思ってます
そして僕にはまだまだ足りてない部分がたくさんあるので 家族との時間も大切にしながら お客様との関係性をより深くできるように たくさん勉強しようと思います 学びは一生かけてするものですもんね
ではまた明日
いつもありがとうございます
焙煎アーティスト 島規之
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島 規之
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