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コーヒーの挽き方 中挽きって何?

プロローグ

コーヒー豆を粉にする、コーヒー豆を挽く時に中挽きだとか、粗挽きだとか、細挽きだとか、一体何なのか?
疑問に思う方も多い方と思います。

 

コーヒー豆を粉にしてペーパーや布ドリップ、サイフォン、コーヒーメーカー、フレンチプレスなどなどいろんなコーヒー器具を使ってコーヒーを淹れるわけですが、その道具に沿った粉に挽き方があります。

 

コーヒーが難しいと思われる一つの由縁だと思いますが、今回はこのあたりをわかりやすく記事にしたいと思います。

こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

一般的に家庭で使われるのは中挽きで良い

ざっくり分けて行くと、細挽きはエスプレッソ用、粗挽きはフレンチプレスやネルドリップでも用いられることがあり、中挽きが一般的です。

 

僕の場合、あまり器具でいろいろ挽き方を分けていません。
上に書いたようなくらいの分け方にしています。

 

コーヒーをミルで挽く、その挽き具合でほんとに味わいが変わっていくのですね。
しかも、コーヒーミルの性能によっても味わいが変わってきます。
正直、説明しきれないのが本音のところです。

 

しかも中挽きと言ってもお店や国によっても違い、その基準は曖昧なものです。

 

例えばドイツ

このコーヒーミル(業務用)の写真を見て下さい。

IMG_9729
目盛りが少ない値ほど粉が細かくなり、13段階の調節があります。
島珈琲の場合、中挽きは10番か11番なのですが、ドイツでは7番くらいがコーヒーメーカーに良いですよーとイラストが書いているのですが、わかりますか?

IMG_9728

 

極端な例ですが、僕が中挽きがここと思っていても、ドイツでは違うんですね。

これは日本の個人の自家焙煎店や大手コーヒーメーカーにも言える事で、焙煎の仕方や焙煎機の違いから、例えばA店で購入したコーヒー豆と、B店で購入したコーヒー豆、かりに同じミルで同じ番数で挽いて、同じようにドリップしても同じような濃度にはならないのです。

 

ほんとに難しいところなんです。

 

そうすると一般消費者は何をもって中挽きを定めたら良いのか?

店員さんに聞くのが一番良いです。
そのコーヒー豆の美味しい挽き方を知っているのは、そのお店の人です。
挽き方で困ったら、店員さんに聞きましょう。

 

答えがでない場合は直接、僕に相談して下さい!

 

エピローグ

コーヒーの粉の挽き具合はいろいろありますので、奥が深いです。
20年近くコーヒーのことをやっていても、コーヒーを挽くというのは奥が深いなぁと思っています。

 

僕たちプロを含め、いろんな方がコーヒーの世界にのめり込み、オタクになるのは、こうしてミステリアスな事が沢山あるから他ならないのだと思います。

 

今回の記事は答えになってるような、なってないような感じですが、コーヒーを挽くって奥が深いだなぁということと、もう一つ大事なことは、深いけどもあまり気にせず愉しんでくださいね!と言うことをお伝えして締めさせてもらいます。

 

って、すごい二律背反だね。汗

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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