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深煎りの方が豆は大きい

公開日: : coffee ,

通販のセットは僕がしています。
伝票はだいたいカミさんが手書きで書いて、その後の発送の支度は僕が。

 

箱を組み立てて、伝票などをまとめ袋に収め、豆を計って、粉にしたり豆のまま袋に入れてパッキング。
そして箱詰め、伝票を忘れないようにセットして箱を閉じて、そして送り状を貼る。

 

いつもそれが11時から12時までに終わるように、しています。
その後は次の日の発送の準備をしたり、もちろんお店のお客さんの接客をしたり、このブログを書いたり。

 

昼からの方がバタバタするので、出来る限り発送は午前中に、終われば翌日の発送の準備、そしてブログを書いて、ウェイティングとなります。
もちろん、事務作業や他にやることがあればウェイティングしながら何かをしたり。

 

そんな流れです。

 

 

通販の箱詰めで

 

島珈琲で使う60サイズの箱は、最大500g×4袋を入れて発送できます。
ダンボールは、ダンボールワンというところで購入しています。

 

面白いなぁと思うのは、例えば中煎り=中焙煎のコーヒー豆が500g×4袋の場合、結構すんなり入るのですが、深煎り=深焙煎のコーヒー豆500g×4パックの場合、きつきつなんです。

 

更には、アイスコーヒー用の豆の場合は、500g×4袋入れて蓋を締めると、箱がかなり膨れてしまい60サイズ超えてしまうのではと思うくらいパンパンになります。

 

なんでこうなるかというと、深煎りになるほど同じ豆でも膨れて大きくなっているからなんです。
同じ条件で焙煎した時、焙煎時間が長くなるほどコーヒー豆は膨らみます。

 

コーヒー豆に含まれる水分が蒸発し、そしてどんどん繊維が膨らんでいくのですね。
写真は同じ銘柄のブラジルですが、深煎りの方がやや大きく見えるのがわかるでしょうか。

 

同じ分量、例えば10gでも、中煎りは豆の中に深煎りよりも水分が多く含まれており、なおかつ豆の大きさが小さいので、深煎りと比べた時見た目少なく見えます。
深煎りは豆も大きくなり水分も中煎りより残っていないので、同じ10グラムでも多く見えます。

 

言い換えると、中煎りは1粒の豆の大きさが小さいけども水分が残っていて重い、深煎りは1粒の豆の大きさは大きいけども水分が飛んで軽い、1粒単位で見るとこういう違いがおこってます。

 

豆を袋に入れた時も

 

例えばですけども、ドリップバッグなどのオーダー焙煎で、アイスコーヒー用くらいの深煎りを10キロ発送するのと、中煎りのもの10キロ発送するのと、アイスコーヒー用くらいなら箱のサイズが120サイズじゃないと入りませんが、中煎りなら100サイズで、とそんなところでも大きさの違いがでたりします。

 

同じ200gの袋も、中煎りと深煎りを並べてみたら深煎りの200gの袋の方が大きく長くっています。
なんで同じ量やのに大きさがちゃうねん!と疑問を持ってしまいますが、深煎りは熱に当たって良く膨らんでいるため、大きさに違いが生じるのですね。

 

決してズルしているわけじゃありませんからね。笑

 

今回は中煎り深煎りの豆の大きさの違いについて、のブログでした。
それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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