ないものは引き出せない
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感謝!! コーヒーのようなブログ, 焙煎, 美味しいコーヒー豆, 高槻
昨晩はご依頼を頂きましたコーヒー教室を高槻店で開催しました。
参加人数は3名様。
お店の広さからして、3~4人が一番やりやすく一人一人にキチンと目が届くので、依頼されたときにこの人数ならお受けしますとお伝えしたのですね。
だから昨晩は、とってもスムーズに皆さんが僕にコーヒーについて聞きたいことにも、ほぼお答えできたと思っています。
ただコーヒー教室があまりにも久しぶりだったので、ちょっと忘れ物があったことは反省したいなぁと思っております。
満足したご様子だったので、ひとまずホッとしました。
今回のブログはこのコーヒー教室で質問を頂いた時に、自分が話ながら気づいたことを書いていこうと思います。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。
ないものは引き出せない
コーヒー教室の様子の写真のアップはNGですので、その様子がないことお許し下さいね。
さてさて質問の内容ですが「島さんが思うコーヒー生豆が手に入らない時はどうするのですか?」そんな内容だったと記憶しているのですが、コーヒーって農産物なので、同じ地区、同じ農園のものでも1年ごとに微妙に味わいが違うのですね。
ですから、いつも同じ味わいにはならない、そんな話からでした。
「焙煎というのは、コーヒー生豆の持っているもの引き出す作業です。
もってないものを引き出そうとすると変な方向に行ってしまう」と僕は言いました。
この言葉に皆さん共感して頂いた様子で、コーヒーに関わらず人の教育や子育てのこととして取っても同じコトが言えますよね。
例えばコーヒー焙煎で、そのコーヒー豆の香りや個性を持っているもの以上に引き出すこと実はできるのです、強いストレスをかけるのですけどね。
でもね、それをすると全体のバランスが崩れて結果、美味しくないコーヒーが出来上がるのです。
持ってないものを引き出すと変な方向に行くというのは、結果バランスが悪くなるということなんですね。
あるものを素直に引き出す
焙煎も野球のコーチなどと一緒で、その個性の持ち味をいかにバランス良く引き出すか。
伸ばしてあげるか。
無理に伸ばすのではなく、それは自然に。
人なら自主的に伸びて行くのが望ましいですよね。
あくまでも手助け、気づいてもらう、そして長所を上手く伸ばす、人もモノつくりもあるべき所は一緒だと思います。
質問を受けて、答えていた自分の言葉にハッとした経験、ありますよね。
まさにそれでした。
うまく引き出すためには、自分の心も穏やかにコントロールする、これも歳を重ねて分かったきたことです。
あるものを素直に引きだせるように、更に心に磨きをかけたい、そんなことをコーヒー教室の終わりに思いました。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

島 規之

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