*

あなたのお好みは深焙煎?中焙煎?

公開日: : coffee , ,

昨晩は高槻店が終わったあと、カフェBeへ。
レジ締めが終わったあと、スタッフの6月のシフトを作成しておりました。

 

こちらのスタッフ計5名です。
みんな長く続いてくれている方ばかりで、ほんとうに感謝です。

 

人材不足が声高になっている現在、そうして長くお仕事にしてくれていることに感謝です。
そんなことを思いながら6月のシフトを作成しておりました。

 

カフェBeも来年で開業10周年となります。
長いスタッフですと来年で8年くらいの勤務になり、改めて時間の経過を感じながら、良いお店にしてくれていること、そして共に歩んでくれていること、スタッフの皆さんに感謝感謝なのです。

 

今年はカフェBeにキッズスペースを作ろう、という計画が持ち上がっております。
どうなるかお楽しみにしていてくださいね。

 

こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

 

 

あなたのお好みは深焙煎?中焙煎?

 

これに加えて浅焙煎があるのですが、浅焙煎は中焙煎とまとめてお話を進めていきますね。

 

コーヒーにもいろいろな味わいがありますよね。
その違いは分かりにくいものかと思います。

 

まずお好みを探すのに、どっちのタイプが好きか、ちょっと考えてみてください。

 

料理の味わいはどちらかというと薄口派で、素材の味わいを楽しんだり、軽くあっさりした方がお好きな方。
逆に、料理の味付けはどちらというと濃い味が好きで、はっきりした味わい、しっかりした味わいが好きな方。

 

前者は中焙煎の味わいがお好みになるかと思います。
後者は深焙煎ですね。

 

ものすごく乱暴な例えかもしれませんが、中焙煎のコーヒーはワインで例えると白。
深焙煎はワインで例えると赤に近い、そんな風に例えてお話をすることもあります。

 

そもそもその違いは何なのか

 

中焙煎と深焙煎、焙煎度合いの違いですが、それによって味わいにどんな差があるのでしょうか。

 

焙煎度合いとは焙煎の進行具合ですね、中焙煎より深焙煎のほうが熱に焙られている時間が長くなります。
時間が長いと苦味が強くなってくるのですね。

 

中焙煎は良質な酸味を持っているコーヒー豆ならば、爽やかな酸味が目立つ味わいになっており、焙煎が進行していくにつれて、その酸味は消えて行き、甘みや苦味に転換していくのですね。

 

ですから、同じコーヒー豆でも焙煎度合いの違いによって、違う味わいの顔を持っているということになります。

 

中焙煎は明るい酸味と甘み、深焙煎は苦味とコクと甘み、もちろん中焙煎にもコクのあるコーヒーがありますが、それは深焙煎のものとはちょっと違うと、僕は感じております。

 

そしてプロの焙煎士が、これは中焙煎に向く豆、深焙煎に向く豆、表現したい味わいを探して、焙煎を繰り返し、それぞれのベストのポイントを探しだす、それがお店の個性となる、こんな感じです。

 

ミルクを入れる、砂糖を入れる、で、どれを選ぶかも変わってきますが、中焙煎はあっさりと軽く、明るく爽やかな酸味と甘みを持つコーヒー、深焙煎は苦味とコク、そして甘みが持ち味になるコーヒーです。

 

後口の良さは焙煎技術や素材選びの目、となるのでそこはお店や会社の腕の問題なるかなぁと。
苦味も酸味も後口の良い方がさっぱりして、美味しいですよね。

 

お好みのコーヒー豆選びの参考になれば、と思い今回は書きました。

 

それではこのへんで。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

アイスコーヒーは、なぜ深煎りか

ここに来て、島珈琲の主力選手の1人であるコーヒーシロップのご注文がどんどん来てまして、うおーと叫びそ

記事を読む

G.W前だ!春のドリップバッグコーヒー祭り

さて今回は、島珈琲が製作にご協力させてもらいました、ドリップバッグをご紹介したいと思います。 &n

記事を読む

入り口がコーヒー 出口がオレンジ

 こんなん作ってみました この色合いは 皆さんどう思われますか? 下からガムシロを混ぜたオ

記事を読む

まずはコーヒー東京巡りから

ということで、昨日は高槻店ならびに発送業務の臨時休業を頂きまして、ありがとうございました。 今朝、4

記事を読む

コーヒーのもう一つの顔の話

 ホットの季節ですね美味しいコーヒー飲んでホッとされていますか?連休の初日 いいお天気に恵

記事を読む

島珈琲のコーヒー豆のラインナップはどのクラスか

前回のブログでは、TANPAN COFFEEのスペックをお伝えしました。 高品質コーヒーでも選ばれ

記事を読む

機種は違っても、作り手の特徴は出る(4741)

日曜日は日曜日だけが営業日のお店、岡町本店に来まして10時より10月8日日曜日の営業がスタートしてお

記事を読む

ご縁はどこでどうあるか、わからないもの

前回のブログで、「スペシャリティコーヒー」と書いていましたが、正しくはスペシャルティコーヒーでした。

記事を読む

時を経て出る円熟味 (4740)

自分の中で迷っていたことがあったのですが、今朝、4時ごろに目を覚ましてから布団の中で考え事したりウト

記事を読む

コーヒーの基本はなんなのか、考えた

昨日は入院している父との面会に。 コロナウィルスの影響で、面会は15分、しかも週一回、家族の方のみ、

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
今日はバイクでちょいツーリング (4903)

船井総研さんからメールが届くのですが、先日、だいぶ目を引く内容がありま

日曜日だけ、の理由 (4902)

日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中市にある岡町本店へ高槻から車で移

コロンビアはナリーニョに切り替わります (4901)

前号でこのブログは4900号へ到達しました。   5000号

世界文化遺産 熊野古道で美味しいコーヒーを (4900)

昨晩はウェブミーティングでした。   実はですね、秘かに水面

味覚を保つために (4899)

僕のスマホのキャリアはドコモで、ギガライトというプランにしてました。

→もっと見る

PAGE TOP ↑