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ハワイ島でのコーヒー栽培体験、コーヒーの実の収穫は大変なんだよの巻

スマホのアルバムを開き、写真を見ていました。
コーヒー生豆を卸してくれている、商社さんからもらった写真が目にとまる。

その写真を見てふと頭に思いついたことをツィートしました、こんな感じです。

 

 


ツィートしましたように、コーヒーの木になっているサクランボに似た実、これをコーヒーチェリーと呼ばれていますが、これのタネを取り出して精製されたものがコーヒー生豆。

 

これを輸出し、輸入した国のコーヒー屋さんで焙煎されてコーヒー豆となり、カップに注がれるわけですが、今回はこのコーヒーチェリーのお話を僕のハワイ島で経験してきた農業体験をふまえてすこし。

 

よろしければお付き合いくださいね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

コーヒーチェリーを採る

ブラジルのように緩やかな斜面に沢山のコーヒーの木が並んでいる場合は、ガソリンスタンドの洗車機のようなカタチをした収穫マシンでコーヒーチェリーを収穫していきます。

 

僕たちが手にしている美味しいコーヒーは、だいたいは標高の高いところで栽培されており、山の急斜面にコーヒーの木が植えられていたり、または自生したりしています。
当然、機械が入る余地のない場所です。
 

ハワイ島でも結構急な斜面にコーヒーの木はありました。
腰にベルトで巻いた自転車の前カゴのようなものを装着して、コーヒーチェリーを収穫、採取(=ピッキング)するわけですが、急な斜面ですと、無理な体勢でピッキングするのでよくこけました。

 

カゴごとひっくり返して収穫したコーヒーチェリーをそこら中にばらまいてしまうことしばしば。

 

特に中米の良質なコーヒーはこういった急斜面にコーヒーの木が生えていると聞いており、ピッキングするのが大変だと想像します。

 

採取されたコーヒーチェリーは?

自社農園で精製できる設備をもっている農園はそのまま果肉除去して、中にあるタネを取り出します。

 

農園だけを経営している方は、当然精製する設備がないので、袋に詰めて日本で言う農協のようなところに売ったり、また近所の精製出来る施設を持つ農園などに売ったりします。

 

コーヒーチェリーは一斉に緑から赤くなっていくので、季節労働者を雇い、一斉にピッキングを開始します。
季節労働者は歩合で、一つの袋を満タンにしたらいくら、と働いた時間ではなく、コーヒーチェリーをピッキングした量がお給料になります。(ハワイ島ではそうでした)

 

で、このコーヒーチェリー、ツィートの写真にもありましたが、袋に入っているあの量が、精製すると75パーセントくらい減るんです。

 

そして脱穀すると、更に減って、コーヒーチェリーの袋に入った同量を精製して、更に脱穀した量を並べたとすると、そのコーヒーチェリーの袋の20%以下の量になっているんですね。

 

ね、コーヒーって大変なんです。

 

ブラジルのような広大な土地は少数、省力化を目指し、経営をしていますが、まだまだ中米を筆頭にこんな感じで栽培・収穫されていると思われます。

 

僕も書きながら改めて1杯のコーヒー、大事に飲まなきゃ、と思った次第です。

 

この香りが楽しめること、コーヒー栽培で働く皆さんに今日も感謝ですね!
以上、コーヒーの収穫は大変だよ、のお話でした。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
島 規之

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