焙煎アーティストだって焙煎を失敗する時はある
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焙煎アーティスト
プロローグ
島珈琲を開業したのが2002年ですので、14年が経ち15年目に入っています。
もともと趣味でやっていたコーヒー焙煎がエスカレートして、仕事になり、お店を出しちゃった、つまり僕はコーヒーマニア上がりなんですね。
しかも高校を卒業してから畑違いの仕事ばっかりしてました、鉄工所のお仕事していたりとか。
なのでコーヒー焙煎においては修行という修行の経験はなく、独学で始め、途中でいろいろ教わりながら、現在に至っています。
そんな僕でも14年もお店を続けてこれたのは島珈琲ファンのおかげ、今でも感謝しておりますし、これからも変わりません。
ありがとうございます。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。
マニアの時代も合わせて焙煎歴20年
すげぇ、改めて自分がコーヒー焙煎において何年選手なのか勘定してみたら、20年もコーヒー焙煎をしているんです。
コーヒー焙煎って、とってもシンプルなのです。
シンプルなだけに誤魔化しが効かないのですね、だからスリリングなのです、1回1回が。
焙煎機という機械は、操作自体は特に難しくもなく、焙煎している動作はハタから見ているとたぶん、ただただ焙煎機と、にらめっこしているだけの様に映ると思います。
しかし僕の頭の中では、コーヒー豆が焙煎機で炎に焙られている間、コーヒー豆を見て、液体になった時の味わいを想像しています。
味見ができない
例えば料理の場合「塩加減はどうかしら」とお皿に出汁を救って、味の確認ができますが、コーヒー焙煎はそれが出来ません。
豆を見ながら、味わいを想像することしか許されません。
味わいの修正に置いても非常に時間がかかる作業になります。
焙煎が終わった豆をドリップして味わい、味わいの小さい修正があればチェックし、次回の教訓とする、これの繰り返しです。
味わいの修正に時間がかかる、だからミスを避けたい、だからスリリングなんですね。
で、何の話だっけ?
そうそうこの間、20年もやってるのにすごいミスをしたんです。
普段は12分くらいをメドに1回の焙煎を終了させるんですが、その回は14分経過しても終わりの温度が上っていなかったんです。
あれをおかしいなぁ、って思ったら、排気装置を半開にするべきところを全開にしており、釜の温度が排気によって抜かれていたんです。
そのコーヒー豆は味わう必要もなく、すべてアウト!でした。(泣)
エピローグ
20年やっていて、自分でもベテランの域には足を入れてるかなぁって思う人でも、単純なミスから来る失敗なんてあるものなんです。
猿も木から落ちる。
河童の川流れ。
失敗はあるもんです、大丈夫、大丈夫。
問題はその後。
こけたら立てばいいし、心を開けば青空がある。
失敗は人の立ち直り方を教えてくれる最高の教師である、とは僕の言葉。
ということで、今回は失敗した自分を励ますためにブログを書きました、この号 お・し・ま・い。
薫る島珈琲をもう一杯。
おおきに、いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之
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島 規之
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