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その時、歴史にコーヒーがあったなら~家康が九死に一生を得たのはコーヒーのおかげだった~

プロローグ

週1回の僕の妄想ブログ、コーヒー戦国時代劇にようこそ!こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

時は1572年、信長の勢力が著しく成長する中、将軍足利義昭の策略で信長包囲網の参加を集い、近畿の各勢力と信長は争いを続ける中、甲斐の国でホラ貝がなった。

 

武田軍総勢3万人に及ぶ兵力を用意。武田信玄は関東の北条氏と同盟を結び自国の背後を安全にし、そして軍は西へと出発した。
織田信長が恐れているうちの1人、武田信玄が京とへ向かうために兵を向けたのであった。

 

武田信玄の前に立ちはだかるのは、三河・遠江を支配する信長の盟友、徳川家康。
信玄はまず部隊を3隊にわけ、東三河・東美濃、そして本隊の武田信玄は遠江へ侵攻した。

 

おそるべし武田信玄。通常1ヶ月はかかる城攻めを平均3日で次々と城を落としていった。

 

その時、家康は

本城である浜松城のすぐにある二俣城が武田軍に包囲された。浜松と二俣をすぐ近く、武田信玄の次の狙い浜松城だと誰もが思った。家康と家臣達は籠城の準備を始めていた。

 

戦上手な信玄は家康がどうしたら城を出て野戦に応じるか、一つの作戦を考えた。「家康をおちょくろう」と。
二俣城を攻略した後、信玄は浜松城を無視し素通りして次の城に向かって軍を進めた。

 

「申し上げます!武田の軍は浜松を無視し、三方ヶ原へ向かおうとしております。」
「なんじゃと!この家康のことを無視して、西へ向かうというのか!ふざけおって!」
「しかし殿、ここは籠城し時を稼ぐのが得策かと思われます。お気を確かに。」
「ここへ本田忠勝を呼べ!」

 

徳川家臣団の中でも特に武術がすぐれ、いや戦国時代きっての武勇をもった男かもしれないと後々まで語らえた男、本田忠勝。家康は忠勝を呼び、話だした。

 

忠勝とコーヒー

「忠勝よ、ちこうよれ。」「はっ。」
「忠勝よ、今回の戦、わかっておるな。」「三河武士がなめられて、このまま終わるわけにはいけませぬ。」
「そうよ、忠勝。このままでは末代までの恥。信玄の後ろから攻め、三河武士の誇りをみせようぞ。」
「殿、仰せの通りに!」

 

「忠勝、待て。そなたにこれを飲ませたい。これは西洋の国の飲み物でコーヒーというものらしい。西洋では不老長寿の万能薬として飲まれているそうじゃ。眠気を取り、活気を生むのものじゃ。さぁ飲め。」
「もったいないお言葉、ありがたき幸せにござる。」「これはこの国ではわししか持っておらぬものじゃ。信長殿もこの飲み物は知ってはおらぬ。まこと、貴重なものよ。」「殿、これはまこと美味しゅうございます。」

 

「忠勝よ、ゆくぞ。武田の背後を突くのじゃ。忠勝、お互い生きて会おうぞ。」
「殿、承知いたしました。また、この美味しい飲み物、コーヒーとやらを頂きたく存じ上げます。」

「忠勝、祝田の坂の下りで武田を責めるぞ。すぐに支度をして出陣じゃ!」

 

エピローグ

結果はご存じの通り、三方ヶ原の戦いは徳川家康の大敗でした。
武田方死傷者200人に対し、徳川の死傷者は2000人しかも有力な家臣も失った。
全ては武田軍の思惑通り。ただひとつだけ思惑通りでなかったのは、徳川家康を仕留められなかったことと、それは本田忠勝の活躍が抜群だったことによるらしい。

 

武田軍相手に奮戦し、家康を守ることができたのはやっぱりコーヒーがあったのではないか、密かにそんなことを僕は妄想するのでした。

 

歴史にもしコーヒーがあったなら、いかがだったでしょうか?

 

それでは、また来週もお楽しみに!

 

IMG_4162

 

いつもありがとうございます
焙煎アーティスト 島規之

僕なら本田忠勝にこのコーヒー飲んでもらったかな?笑

http://www.shima-coffee.com/drs-0002/

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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